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レクサス、2015年後半発売予定の「GS F」を世界初公開

473PS/527Nmを発生するV型8気筒5.0リッター「2UR-GSE」エンジン搭載

2015年1月12日発表(現地時間)

レクサス「GS F」(北米仕様)

 レクサス(トヨタ自動車)は1月12日(現地時間)、米国・デトロイトで開催中の2015年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で、高性能スポーツセダン「GS F」を世界初公開した。

 2014年10月にデビューした「RC F」に続く新たな“F”モデルとなるGS Fは、ワイド&ローのプロポーションによる低重心フォルムで高い走行性能を予感させるエクステリアデザインを採用。フロントのスピンドルグリルやエアダクトを大型化し、CFRP製グリルロアモール、リアスポイラーを装着して冷却・空力性能を向上させている。また、“F”モデルならではのアグレッシブさを演出する4連エキゾーストディフューザーといった専用パーツも使用する。

大型スピンドルグリルなどによって冷却・空力性能を高め、ワイド&ローなエクステリアデザインを獲得。新意匠の19インチアルミホイールはポリッシュ仕上げでブラックのメッキホイールナットを組み合わせる

 パワートレーンにはRC Fでも採用するV型8気筒DOHC 5.0リッターの「2UR-GSE」エンジンと8速ATの「8-Speed SPDS(8速スポーツダイレクトシフト)」を採用。2UR-GSEエンジンは最高出力348kW(473PS)/7100rpm、最大トルク527Nm(53.7kgm)/4800-5600rpmを発生する。また、このエンジンは通常走行域ではアトキンソンサイクルとして、燃費・環境性能も高めているという。

 インテリアでは“アスリートのボディスーツ”をモチーフとした表皮一体発泡工法によるスポーティな専用シートを装備。高いデザインとホールド性を実現する。さらにメーターパネルでは、航空機のグラスコックピットをモチーフに、水温、油温、走行G、後輪トルク配分などの情報をインストルメントパネル内に表示する専用メーターを採用している。

 このほかに装備では、ミリ波レーダーとカメラを用い、自動ブレーキで衝突回避支援と被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱による事故を予防する「レーンディパーチャーアラート」、夜間の前方視界の確保を助ける「オートマチックハイビーム」など複数の機能をパッケージ化した「Lexus Safety System+」を採用している。

 なお、このGS Fは2015年後半の発売を予定しているとのことだ。

インパネやドアトリムなどには反射を抑えて滑り止めの効果も持つアルカンターラ素材を使用
【GS F 主要諸元】(北米仕様)
全長(mm)4,915
全幅(mm)1,845
全高(mm)1,440
ホイールベース(mm)2,850
トレッド前/後(mm)1,555/1,560
車両重量(kg)1,830
タイヤ&ホイール(フロント)255/35R19 19×9J
タイヤ&ホイール(リア)275/35R19 19×10J

【お詫びと訂正】記事初出時、タイトル内の出力表記が間違っておりました。お詫びして訂正させていただきます。

(編集部:佐久間 秀)