【グッドウッド2009ギャラリー】[ラリーカー編]




 7月3日~7月5日(現地時間)に英国ウェスト・サセックス州で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」。ヒストリック・レーシングカーから最新鋭のコンペティション・マシンまで約350台が出場したモータースポーツの祭典の出走車をギャラリー形式で紹介する。

 今回紹介するのはラリーカー。ラリーカーでヒル・クライムに出場するエントラントもいるが、彼らの舞台はやはりフォレスト・ラリー・ステージだ。ヒル・クライムの頂上付近にある森の中に作られた1周2.5kmのコースで、WRCの最新マシンからヒストリックマシンまで、多様なラリーカーを見ることができる。ドライバーもハンヌ・ミッコラ、スティグ・ブロンクビスト、ワルター・レール、ビヨルン・ワルデガルドと有名どころが揃う。

シトロエンからは最新のC4 WRCと、エース、セバスチャン・ローブが出場。あっさりとフォレスト・ラリー・ステージのトップタイムを叩き出してしまうあたりはさすが5連覇の帝王
ホスト・メーカーのアウディは、日本ではラリーシーンでの活躍のほうが知られているかもしれない。クワトロA2(左、中)やパイクス・ピーク仕様のスポーツ・クワトロS1などを走らせた
日本勢も出場。トヨタのマシンはセリカST205、セリカST185、カローラWRCなどがあった
日産サニーGTI三菱ランサー・エボリューションIX
スバルはさまざまな仕様のインプレッサやレガシィがあった
ここからはグループBカー。これはアウディ スポーツクワトロランチア ラリー037ランチア ラリー037 エボリューション2
ポルシェ 953は4WDの911オペル マンタ400トヨタ セリカ ツインカム・ターボ
プジョー405 T16 GRシトロエン BX 4TCMG メトロ 6R4
フォード RS200プジョー205T16 エボリューション2
ここからはヒストリック。ミニ クーパーSは3台出場
トライアンフ 2.5PIフォード エスコート MK I(右)とMK IIお祭りでも走り出せばヒートアップする
アルピーヌ ルノー A110フェラーリ308GTB(左)とロータス エスプリランチア フルヴィア HF
シュコダ 120Sランチア ストラトスフィアット131アバルト
タルボ・サンビーム・ロータスタルボ・サンビーム・ロータスランチア デルタ HF インテグラーレ
フォード フォーカス RS WRCヒュンダイ アクセント WRC エボリューション3.5プジョー 207 S2000
プロトン サトリア ネオナロー911も激走ヴォクスホール・シェヴェットはオペル・カデットやいすゞジェミニ(FR)の兄弟車
フォード フィエスタ
アメリカからやってきてグッドウッドの人気をさらってしまったデザート・レーサー「トロフィー・トラック」。俳優ジェシー・ジェームズのマシンで、やたらとストロークが長くてタフな足まわりを利して、ラリーステージのみならずヒル・クライムやオフロード・アトラクションなどところかまわず走り回った。あげくのはてにグッドウッドハウス前で行われた表彰式では、居並ぶヒストリックマシンを尻目に、会場のど真ん中にマシンを乗り入れて記念撮影。パンクなバッド・ボーイなのか空気が読めないオヤジなのかよく分からないが、ともかく宮崎アニメばりの走りっぷりを連続写真でご堪能いただいて、ラリーカー編を締めくくる

(編集部:田中真一郎)
2009年 7月 17日