メルセデス・ベンツ、新型「Eクラス」セダンに4MATICを追加
新設計の4WDシステムにより、FRと同等の居住空間を実現

E 350 4MATIC アバンギャルド

2009年10月13日発売
895万円



 メルセデス・ベンツ日本は、アッパー・ミドルセダン「Eクラス」セダンに4WDモデルの「E 350 4MATIC アバンギャルド」を追加し、10月13日より発売した。価格は895万円で、左ハンドルのみ設定する。

 E 350 4MATIC アバンギャルドは、新設計のフルタイム4WDシステムと、4輪それぞれのブレーキやエンジン出力を制御する4ESP(4エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)を搭載した。これらによりトラクションを確保し、高い走行安定性と操縦安定性を実現したと言う。

 4WDシステムのトルク配分は45:55で、後輪側に多めに配分することにより、走行安定性に加えて高いハンドリング性能も確保している。トランスファーケースは小型軽量化が図られ、車両重量を抑制しながらも2WD(FR)モデルと同等の室内空間を確保し、さらにノイズ・振動の抑制にも一役買っていると言う。

 2WDモデルと同様にV型6気筒DOHC 3.5リッターエンジンを搭載し、これに電子制御式7速AT(7G-TRONIC)を組み合わせる。アダプティブハイビームアシストやアテンションアシスト、エアバッグ、HDDカーナビといった装備面も、他のEクラスセダンと同等としている。

 また、省エネタイプのパワーステアリングポンプやオルタネーター、燃料ポンプのほか、転がり抵抗の少ないタイヤなどを採用することにより、燃費向上・CO2排出量削減を目指す「ブルーエフィシェンシーテクノロジー」が同モデルにも採用された。これにより、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得している。

(編集部:小林 隆)
2009年 10月 14日