JAF、「子どもを車内に残して車を離れたことがある」は28.2%
子供の熱中症事故に注意をよびかけ

2011年4月20日発表



 JAF(日本自動車連盟)は4月20日、自動車ユーザーを対象に、子供の車内事故に関する実態を把握するためのアンケート調査を実施し、その結果を発表した。この調査に対する回答者は7048人。

 調査結果によると、28.3%の人が「子どもが車内で怪我をするなど危険な目にあった経験がある」と回答しており、「子どもを車内に残したまま車を離れたことがある」と回答した人は、全体の28.2%を占めている。

 また、JAFが出動した2月と3月のロードサービスのうち、幼い子供が自動車の車内に残されたままの「キー閉じ込み」件数は、全国で433件。「車内にいる子どもがドアをロックしてしまった」というものが多く、子供を車内に残して車を離れてしまったことが原因と分析している。

 JAFが過去に実施した車内温度の測定テストでは、気温20度程度でも、閉め切った車内は50度近くに上昇するとし、春など比較的すごしやすい季節でも、車内に幼い子供を残すことは大変危険としている。

 JAFでは、たとえわずかな時間であっても、車内に幼い子供を残すことは絶対にしないよう呼びかけている。

 JAFでは「キー閉じ込み」防止のポイントを以下の3つ挙げている。

・ドアの施錠(ロック)はカギを手に持って(リモコンキーの場合も手に持って確実に)
・トランクに荷物を積み込む場合は要注意(トランク内のキー置き忘れに注意)
・クルマのキーやリモコンキーを子供に渡さない

(編集部:谷川 潔)
2011年 4月 20日