日産自動車は6月22日、「マーチ」「マイクラ」の世界販売台数が5月末時点で600万台を突破したと発表した。

　初代マーチ/マイクラは1982年に発売、3代目までは日本とイギリスで生産してきたが、現行モデルとなる4代目は新興国であるタイ、インド、中国、メキシコに生産を移管。5月末までに世界56カ国で17万台以上を販売している。

　今後、欧州では9月に1.2リッター直噴スーパーチャージャー付きHR12DDRエンジン搭載車を投入し、ブラジルでは、10月にFFV（Flexible Fuel Vehicle：フレキシブル燃料自動車）で1.0リッターと1.6リッターのエンジン搭載車を発売する予定と言う。

　マーチ/マイクラ担当のグローバルチーフマーケティングマネージャーの岩佐洋介氏は、「今回、世界販売台数で600万台を達成できたのは、『マーチ/マイクラ』の運転のしやすさや信頼性の高さ、使い勝手のよさなどが、世界の70カ国以上のお客さまに高く評価され、支持されてきた結果だと思います」とコメントしている。