伊ランボルギーニ、車重999kgの「セスト・エレメント」の生産決定
受注生産で限定20台。サーキット専用モデル

ランボルギーニCEOのステファン・ヴィンケルマン氏とセスト・エレメント

2011年9月12日(現地時間)発表



 伊ランボルギーニは9月12日(現地時間)、フランクフルト・モーターショーで「セスト・エレメント」を生産することを発表した。ランボルギーニCEOのステファン・ヴィンケルマン氏が、ガヤルドのトップモデル「ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ ストラダーレ」の公開とともに明かしたもの。

 セスト・エレメントは、2010年パリ・モーターショーで発表されたコンセプトモデル。ボディーカウル、フレーム、プロペラシャフト、サスペンション部などにカーボン材を使用した軽量モデルで、車重は999kgを実現。すでに最高速は相当レベルに達していることから、重要性が高まっている軽量化に焦点を当ててハンドリングと加速性能の向上に専念したと言う。

 この軽量シャシーに最高出力419kW(570PS)/8000rpm、最大トルク540Nm/6500rpmを発生するV型10気筒DOHC 5.2リッターエンジンを搭載し、パワーウェイトレシオ1.75kg/PS、最高速300km/h、0-100km/h加速2.5秒を実現している。駆動方式は4WD。

 なお、セスト・エレメントは受注生産で、サーキット専用モデルとして20台限定で販売される。生産第1号は、2013年に納車される予定と言う。

(編集部:小林 隆)
2011年 9月 13日