クライスラー日本、ジープのエントリーモデル「ジープ・コンパス」発売 2WDモデルのみを導入 |
クライスラー日本は、コンパクトSUV「ジープ・コンパス」を3月3日に発売する。価格は298万円。パワーガラスサンルーフ付きは308万円となる。ステアリング位置は右のみ。
「パトリオット」と同じプラットフォームを採用し、「グランド・チェロキー」テイストのスタイリングに仕立てた、ジープブランドのエントリーモデル。
これまでのジープ=SUVというイメージにとらわれることなく、ハッチバックやクロスオーバーモデルが持つ快適性や機動性を重視した。そのため、日本のジープブランドとして初めて2WD(FF)車のみを導入する。
パワートレーンは、最高出力115kW(156PS)/6300rpm、最大トルク190Nm(19.4kgm)/5100rpmを発生する直列4気筒DOHC 2リッターVVTエンジンに、CVTを組み合わせる。
エクステリアでは、ジープ伝統の7本縦型スロットグリルを採用したほか、クオッドリフレクターヘッドランプと高出力のプロジェクターフォグランプを装備し、シャープさと高級感を演出する。
ツートーンカラーのインテリアでは、レザーシートやソフトタッチ素材のドアトリムパネルとともに、マルチファンクション機能を搭載したステアリングを採用。パトリオットと同様の6:4分割可倒式リアシートはリクライニング機能を装備し、フレキシビリティと快適性を高めた。助手席のシートバックを前に倒すとテーブルとしても利用できる。
安全装備面では、ABS、ERM(エレクトロニック・ロール・ミティゲーション)付きESP(エレクトロニック スタビリティ プログラム)を標準装備。また、フロント/リア サイドカーテンエアバッグ、フォースリミッター付プリテンショナー フロントシートベルトなども標準装備し、乗員の保護性能も高めている。
ボディーサイズは4460×1810×1665mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2635mm。車両重量は1450kg(サンルーフ付きは10kg増)、定員5名。JC08モード燃費は10.5km/Lとなっている。
(編集部:小林 隆)
2012年 2月 16日