「東京ゲームショウ 2012」の会場で最新レースゲームをチェック! 初公開のPS3版「F1 RACE STARS」などプレイアブルゲームを紹介 |
「東京ゲームショウ 2012」は幕張メッセで開催されている |
2012年9月20日~23日開催
(20日~21日:ビジネスデー、22日~23日:一般公開日)
会場:幕張メッセ1~8ホール/国際会議場
入場料:前売り1000円、当日1200円、小学生以下無料
クルマのショーと比べて照明が落とされた会場内。ゲーム画面が主な展示となるためだ |
コンピュータエンターテインメント協会(CESA)主催による、国内最大のゲームイベント「東京ゲームショウ 2012」が、9月20日~23日の4日間の日程で幕張メッセで開幕した。
今回で22回目の開催となり、「GAMEで笑顔がつながっていく。」をテーマに行われる東京ゲームショウ 2012では、171社・1592小間が出展。昨年の1250小間を上まわり、さらに海外からの出展が68社と昨年の63社から増加している。ただし、6月にマイクロソフトが参加見送りを発表したことから、コンシューマゲーム機ではソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)のPlayStation 3(PS3)、PlayStation Vita(以下、PS Vita)が展示の中心となっている。
Car Watchでは、この東京ゲームショウ2012に出展されたレースゲームを紹介する。そのほかの出展タイトルについては、僚誌「GAME Watch」(http://game.watch.impress.co.jp/)が特別体制で報道を行っているので、ぜひチェックしていただきたい。
F1を題材としたレースゲーム2作品を出展するコードマスターズ コーナー |
■デフォルメキャラが躍動する「F1 RACE STARS」を初公開
セガブース内のコードマスターズ コーナーでは、一般ユーザー向けでは初めてとなる「F1 RACE STARS」のPS3版プレイアブル展示、ステアリングコントローラーでの試遊機が用意された「F1 2012」PS3版プレイアブル展示が行われていた。
F1 RACE STARSは、実在のF1マシンやドライバー、コースなどをモデルにしながらも大胆なデフォルメを敢行。最高峰レースの世界に親しみやすさやファンタジックな要素を盛り込んだユニークなレースゲームとなっている。
F1 RACE STARSのパッケージビジュアル。小林可夢偉選手が登場するのは日本版のみ | 国内でF1 RACE STARSを体験プレイできるのは今回が初めて | 3台のPS3版試遊台が用意されている |
デフォルメされているとはいえ、マシンやヘルメットなどは、カラーリングやスポンサーロゴなどが忠実に再現された本格的なデザイン。それでいて、コースは要所にジャンピングポットや宙返りなどが配されたダイナミックなレイアウトになっており、大きなギャップが独自の世界感を演出している。レース内容でもF1らしいスリップストリームやKERSを再現した本格派な部分と、コース上に置かれた各種アイテムを使ってライバルの走りを妨害するといったゲーム的要素が混在し、ゴールを駆けぬけるまで気が抜けない緊迫感が味わえる。
プレイモードはコンピュータを相手に1人でレースをするシングルモード、1画面を分割して最大4人まで同時対戦するマルチモード、インターネット回線を通じて最大12人まで参戦するオンラインモードなどが用意されている。
レース開始前にもさまざまなアクションで楽しませてくれる(ゲーム画面は開発中のものです) | ダイナミックなアップダウンなど、ゲームならではの表現が大きな魅力(ゲーム画面は開発中のものです) |
KERSやDRSといった現代F1を象徴する装備に加え、ゲームオリジナルのアイテムを駆使したオーバーテイクも可能だ(ゲーム画面は開発中のものです) | サイズはデフォルメしつつ、特徴をしっかり再現した新感覚のF1ゲーム |
まもなく市場投入されるF1 2012は、昨年の東京ゲームショウの紹介記事でも取り上げた「F1 2011」の今シーズン版。定評のある美しいグラフィックス表現、FOM(フォーミュラワン・マネージメント)やF1参戦チームから提供された最新情報を使った車両挙動といった基本特性の高さを受け継ぎつつ、今作からはゲームモードに新要素を追加した。
F1 2012のメインビジュアル | 発売間近のF1 2012をステアリングコントローラーで体感できる | 3台の試遊台の1つは、座面の低さでよりF1テイストを味わえるプレイシート製の「Playseat Red Bull Racing F1」を使用 |
シーズンの全20戦を合計5シーズンに渡って競う「キャリア」に新設定された「ヤングドライバー・テスト」では、F1デビューを目指して競い合う若手ドライバーの合同テストを再現。これまでシリーズ作品をプレイしたことのないユーザーにとってのチュートリアルモードとして、マシンの操作方法やF1全般の基礎知識が解説される。
また、さまざまなゴーストカーと戦う「タイムトライアル」には、2000年以降に年間チャンピオンを獲得した6人のドライバーが登場する「チャンピオンモード」を追加。6人の王者はスキルアップに向けた格好のターゲットで、勝利した暁にはゲーム内で記念のメダルがプレゼントされる。このほか、今年11月に開催されるF1・アメリカGPの舞台となる新サーキット「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ」もいち早く収録している。
(ゲーム画面は開発中のものです) |
コードマスターズのロゴ入りネックストラップは、どちらをプレイしても手に入る |
コードマスターズ コーナーでは、F1 RACE STARS、またはF1 2012をプレイした人に、コードマスターズ・オリジナルグッズのネックストラップをプレゼントしている。
●コードマスターズ
http://www.codemasters.jp/
●F1 RACE STARS
http://www.codemasters.jp/f1racestars/
●F1 2012
http://codemasters.jp/f1game2012/
(C)2012 The Codemasters Software Company Limited ("Codemasters"). All rights reserved. "Codemasters”(R) and the Codemasters logo are registered trademarks owned by Codemasters. “RaceNet”™, “Codemasters Racing”™ and the Codemasters Racing logo are trade marks of Codemasters. An official product of the FIA Formula One World Championship.
The F1 FORMULA 1 logo, F1 logo, F1 FIA FORMULA 1 WORLD CHAMPIONSHIP logo, FORMULA 1, FORMULA ONE, F1, FIA FORMULA ONE WORLD CHAMPIONSHIP, GRAND PRIX and related marks are trade marks of Formula One Licensing BV, a Formula One group company. Licensed by Formula One World Championship Limited. All rights reserved.
同じくセガブース内のエレクトロニック・アーツ コーナーでは、PS3版の「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」がプレイアブル出展されていた。
ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッドの紹介コーナー | 体験プレイは4人以上でのレース形式で実施 | 立派なフルバケットシートに座ってのプレイだが、操作するのはPS3の純正パッド |
ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッドは、11月15日にPS3、Xbox360、PS Vita、PCで発売が予定されているレースゲーム。昨年発売された「ニード・フォー・スピード ザ・ラン」に続く本作でも、ニード・フォー・スピードシリーズらしいナイトロシステムによる超加速やパトカーとのカーチェイス、看板を突き破りながらの大ジャンプといったハリウッド映画さながらの刺激的な走りが楽しめる。
(クリックすると960×544ピクセルの画面が開きます) | (クリックすると2560×1440ピクセルの画面が開きます) | (クリックすると3840×2160ピクセルの画面が開きます) |
(クリックすると3840×2160ピクセルの画面が開きます) | (クリックすると960×640ピクセルの画面が開きます) | (クリックすると3600×2025ピクセルの画面が開きます) |
また、体験プレイでモスト・ウォンテッド(トップ)になった人には、モスト・ウォンテッドガールとの記念撮影や、ほかでは手にはいらないオリジナルTシャツがプレゼントされる。それ以外の人にも、体験プレイした全員にオリジナルステッカーを手渡している。
モスト・ウォンテッド(トップ)を勝ち取った人には、モスト・ウォンテッドガールとの記念撮影や、オリジナルTシャツをプレゼント! |
惜しくも2位以下になった参加者にもオリジナルステッカーが贈られる |
●エレクトロニック・アーツ
http://www.ea.com/jp
●ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド
http://www.needforspeed.com/ja_JP
(C)2012 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Need for Speed, the “N” icon and the Need for Speed logo are trademarks of Electronic Arts Inc. The names, designs, and logos of all products are the property of their respective owners and used by permission. All other trademarks are the property of their respective owners.
「Wacky Motors」 |
■スマートフォンアプリにもレースゲームを発見!
このほか、事前情報であまり詳細が出されていなかったスマートフォンアプリでも、グリーのブースでAndroid/iOS対応ゲームがプレイアブル展示されていた。
アメコミ調のグラフィックスが特徴的な「Wacky Motors」は、アプリをダウンロードしたハードを左右に傾けることでマシンを操るほか、画面タッチでドリフト走行などが可能。ドライバーとして選ぶキャラクターごとに必殺技やアイテムが設定されており、さらに手に入れたアイテムを装着してマシンの強化や個性化が可能となっている。これまではAndroid版のみだったが、9月下旬にiOS版がリリース予定だ。
【2012/9/21追記】9月21日にiOS版もリリースされた。
ブースには立体化した主人公とマシンを展示 | 2つの試遊台を設定 | スマートフォンなどが直接コントローラーになる |
ゲーム画面 |
●GREE
http://gree.jp/
●Wacky Motors
http://product.gree.net/jp/ja/apps/49513/
(C)GREE, Inc.
プレイシートシリーズの輸入販売を行っているセクトインターナショナルのブースでは、今年2月に発売された「Playseat Red Bull Racing F1」、プレイシートの入門編として人気の「Playseat Evolution」を設置し、「F1 2011」での体験プレイが行われていた |
一見、クルマとは無関係なGMOインターネットのブースだが、GMOアプリクラウドの公式キャラクターがボディを彩る「痛車」を展示し、自社のサービスイメージをアピール |
(佐久間 秀)
2012年 9月 20日