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9月18日~21日開催の「東京ゲームショウ2014」が開幕

今年のレースゲームは「FORZA HORIZON 2」と「F1 2014」が主役

Xbox Oneに対応する「FORZA HORIZON 2」が出展
2014年9月18日~21日開催

入場料:一般1200円(小学生以下は無料)

 千葉県の幕張メッセで、国内最大のゲームイベント「東京ゲームショウ2014」が今年も開幕した。9月18日~19日はビジネスデーで、一般公開日は9月20日~21日の2日間。開場時間は10時~17時(入場は16時まで)。入場料は一般(中学生以上)1200円。小学生以下は無料となっている。

 僚誌「GAME Watch」(http://game.watch.impress.co.jp/)も特別体制を敷いて多数の記事で会場の様子を紹介しているが、Car Watchでもレースゲームを中心に紹介する。

会場の様子

 今年は32の国・地域から421社(2013年は352社)の出展があり、出展タイトル数も1363タイトル(去年は962タイトル)に増加している。出展の地域別では、発展が目覚ましいアジア/オセアニア地域が17カ国と一番多く、次いで欧州の11カ国、北中南米の4カ国だ。

一般公開日にも様々なイベントが予定されているので、早めに現地に行ってたっぷり楽しんでほしい
新作ゲームがプレイができるブースは多く、このようにセットに凝ったところもある
「NEED FOR SPEED RIVALS」はモンスターエナジーとコラボしたブース展開。ここではモンスターエナジーの無料配布も行う
ブシロードブースでは、ブシモの新作ゲーム「エヴァンゲリヲン バトルミッション」のPRで鈴鹿8耐の参戦マシン「エヴァRT初号機シナジーフォースTRICK STAR」を展示
セガブースにはミクダヨーさんも登場。普通(?)のミクさんと並ぶとダヨーさんのサイズがよく分かる
日本電子専門学校のブースでは生徒たちが作ったゲームがプレイできる。この「エイムレーシング」は1作目の制作以来、歴代生徒の間で開発が引き継がれてきたもの
アジア各国のゲームメーカーも出展。ブースは小さいが、その国ごとに独特のテイストを持つゲームがプレイできるので、この機会にぜひチェックしよう
アイ・オー・データは発売予定のプレミアムモニターを限定公開。映りもよいが、周囲の枠部分がほとんどない設計になっている

 ゲームの世界は技術の進化が早く、今年はデバイスやプラットフォームの垣根を越えて楽しめる環境が育っているのが特徴。また、マイクロソフトの「Xbox One」とソニーの「プレイステーション 4」という家庭向けゲーム機が登場しているので、この2メーカーのブースはとくに注目度が高い。この2機種の登場で家庭用ゲーム機の人気が高まる期待もあり、それに合わせてゲームの臨場感をより楽しむための新しいアイテムとして、VR(仮想現実)に対応したヘッドマウントディスプレイも展示されていた。

先日発売されたXbox Oneが話題のマイクロソフトブース。Xboxのイメージカラーであるグリーンの照明が使われている
プレイステーションにはレースゲームの新作がなく、今回はGT6を含めてレースゲームの展示はなかった
Xbox Oneに対応する「FORZA HORIZON 2」が出展

 気になるレースゲームの動向だが、今年のトピックはマイクロソフトブースに用意されていた「FORZA HORIZON 2」。決められたサーキットなどを周回するスタイルではなく、自由に走りまわれるオープンワールドの舞台で人気の「FORZA HORIZON」の続編が、最新のXbox Oneに対応して登場した。初代はXbox 360対応だったが、今作からXbox OneとXbox 360の両対応となっている。コースには市街地や山岳コースなど攻め込みがいおあるコースが揃っている。取材当日はビジネス&プレスデーにも関わらず、「FORZA HORIZON 2」の試遊コーナーはプレイする人で賑わっていた。

「FORZA HORIZON 2」のスクリーンショット
新旧200台以上の車両がゲーム内に登場する
Xbox One版のパッケージ
Xbox 360版のパッケージ
「FORZA HORIZON 2」のトレーラームービー

X-BOX
http://www.xbox.com/ja-JP/
「FORZA HORIZON 2」
http://www.xbox.com/ja-JP/games/forza-horizon-2/

【FORZA HORIZON 2】
(C)2014 Microsoft Corporation. All rights reserved. Microsoft, the Microsoft Studios logo, Turn 10, Forza Horizon, Xbox, Xbox One, and the Xbox logos are trademarks of the Microsoft group of companies. Playground Games logo trademark of Playground Games.


2014年におけるF1のレギュレーションを反映した「F1 2014」も出展

 そしてセガブース内では、コードマスターズの人気タイトル「F1」シリーズの2014バージョンが登場している。こちらは例年どおり、実際のF1のレギュレーション、マシンデザインをゲームに盛り込む仕様変更が施されており、前作同様、リアルなF1バトルが楽しめる内容になっている。収録されるコースは19サーキットで、ドイツのホッケンハイムとオーストリアのレッドブル・リンクもあり、バーレーン・インターナショナル・サーキットではゲーム内で昼夜の切り替えるモードも搭載する。対応するハードはプレイステーション 3とXbox 360だ。

 ブースではこの「F1 2014」の試遊コーナーが用意され、プレイした人には20種類あるコードマターズ・オリジナルステッカーのうち1枚がプレゼントされる。

2014年の新レギュレーションに対応。エネルギー回生がKERSからERSになり、作動時の独特なエンジン音も忠実に再現する。小林可夢偉選手も登場
会場で「F1 2014」をプレイした人がもらえる特製ステッカーは20種類の絵柄を用意。どれか1枚がプレゼントされる
「F1 2014」のティザームービー

コードマスターズ
http://codemasters.jp/
「F1 2014」
http://codemasters.jp/f1game2014/

【F1 2014】
(C)2014 The Codemasters Software Company Limited ("Codemasters"). All rights reserved. "Codemasters”(R),“Ego”(R)and the Codemasters logo are registered trademarks owned by Codemasters. “CodemastersRacing”(R)and“RaceNet”(R)are trademarks of Codemasters. An official product of the FIA FORMULA ONE WORLD CHAMPIONSHIP.The F1 FORMULA 1 logo, F1 logo, F1 FIA FORMULA 1 WORLD CHAMPIONSHIP logo, FORMULA 1, FORMULA ONE, F1, FIA FORMULA ONE WORLD CHAMPIONSHIP, GRAND PRIX and related marks are trade marks of Formula One Licensing BV, a Formula One group company. Licensed by Formula One World Championship Limited. All rights reserved.All other copyrights or trademarks are the property of their respective owners and are being used under license. Unauthorised copying, adaptation, rental, lending, re-sale, arcade use, charging for use, broadcast,cable transmission, public performance, distribution or extraction of this product or any trademark or copyright work that forms partof this product is prohibited. Developed and published by Codemasters


フォーラムエイトのブース

 このゲームショウには、大手ゲーム会社以外にも中小のゲームメーカーが出展していて、そちらは小まわりのよさを生かした魅力的な作品を展示している。その1つがフォーラムエイトが出展している「VR-Cloud Ver.5」。実際の画像を取り込んで利用し、走りたい道路のVR環境を作り出せるドライブシミュレータだ。このフォーラムエイトは自動車教習所向けのドライブシミュレータも開発している企業。ブースでは実際にVR-Cloudを操作できるが、こういった専門的なソフトを試せる機会はなかなかないだけに、会場に行ったらぜひ立ち寄ってみてほしい。

VR-Cloudのデモ画面。フォーラムエイトのHP(http://www.forum8.co.jp)でサンプルがダウンロード可能とのこと

フォーラムエイト
http://www.forum8.co.jp


CREATIVEのブースで紹介されていた「Sound Blastre Roar」

 続いて紹介するのはレースゲーム関連のアイテムだ。最近のレースゲームはエンジンやエキゾースト、タイヤのスキール音などのリアルな表現にこだわっているし、気分を盛り上げてくれる音楽もハイレベルになっているなど、サウンドに関しても突き詰めた作りになっている。それだけに、レースゲームではサウンドをしっかり聞き逃さないよう味わいたいところ。

 そこでチェックしたいのがCREATIVEの「Sound Blastre Roar」だ。これはスマホ、タブレット、PCなどに対応するBluetooth接続スピーカー。Bluetoothオーディオ標準仕様のSBCだけでなく、高品質転送が可能なAACなどにも対応し、2つのアンプと5つのドライバー、さらにサブウーファーを搭載している。それでいて、本体の縦横サイズはPC関連の実用書ほどに抑えてある。約5時間持つ内蔵バッテリーも備えているので、クルマのなかに持ち込んだり、アウトドアで遊ぶ場面でも持ち出して使える。さらに背面にはmicroSDカードスロットもあるので、Sound Blastre Roar単体でも音楽プレーヤーになる。

Bluetooth接続のヘッドフォンを使えば、スマホやタブレットのゲームを高音質で楽しめる。アプリから音質を細かく調整でき、ペアリングにはNFCも利用できる

CREATIVE
http://jp.creative.com


 最後に、ゲーミングチェアというジャンルを作りだしたルームワークスの「DXRACER(デラックスレーサー)」を紹介しよう。このシートのルックスはクルマ用のバケットシートのようだが、本物のバケットシートはあくまでクルマの運転をターゲットにした形状なので、デスクチェアとして使うと不都合な面も出てくる。そこで「DXRACER」は、ルックスはバケットシート風にしながら、デスクチェア、ゲームチェア用に設計している。フレームは人間工学に基づいた三次元立体成型。シート部は合板を使用せず、ウェービングベルトとウレタンフォームで構成し、長時間座り続けられる作りになっている。キャスターを備えるデスクチェア用のフットベース付きが基本だが、限定発売のレーシングシミュレータ仕様もある。

長時間座っても疲れないのがDXRACERシリーズの魅力。ステアリングコントローラーと組み合わせるレーシングシミュレータ仕様も限定発売する

ルームワークス
http://roomworks.co.jp

(深田昌之)