メルセデス・ベンツ、スポーツクーペツアラー「CLS シューティングブレーク」発売 特別仕様車「CLS 63 AMGシューティングブレーク Edition1」も登場 |
CLS シューティングブレーク |
2012年10月12日発売
970万円(CLS 350 BlueEFFICIENCY シューティングブレーク)
1240万円(CLS 550 4MATIC BlueEFFICIENCY シューティングブレーク)
1680万円(CLS 63 AMG シューティングブレーク)
メルセデス・ベンツ日本は10月12日、スポーツクーペツアラー「CLS シューティングブレーク」を発売した。価格は「CLS 350 BlueEFFICIENCY シューティングブレーク」が970万円、「CLS 550 4MATIC BlueEFFICIENCY シューティングブレーク」が1240万円、「CLS 63 AMG シューティングブレーク」が1680万円。
また、CLS シューティングブレークの発売を記念し、特別仕様車「CLS 63 AMG シューティングブレーク Edition 1」を限定50台で同日発売した。価格は1800万円。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
CLS 350 BlueEFFICIENCY シューティングブレーク | V型6気筒DOHC 3.5リッター | 7速AT | 2WD(FR) | 9,700,000円 |
CLS 550 4MATIC BlueEFFICIENCY シューティングブレーク | V型8気筒DOHC 4.7リッターターボ | 4WD | 12,400,000円 | |
CLS 63 AMG シューティングブレーク | V型8気筒DOHC 5.5リッターターボ | 2WD(FR) | 16,800,000円 | |
CLS 63 AMG シューティングブレーク Edition 1 | 18,000,000円 |
6月に英ブルックランズで初公開された、CLSクラスにユーティリティ性能を持たせたモデル。従来のCLSが4名乗車なのに対し、CLS シューティングブレークはスタイリッシュなフォルムを維持しつつ5名乗車を可能とし、さらに最大1550Lのラゲッジスペースを備えた。
■エクステリア
エクステリアでは、フロントまわりに71個のLEDを使用した「LED ハイパフォーマンスヘッドライト」や、大型のスリーポインテッドスターを中央に配したラジエーターグリルを採用。
リアデザインは、流線型のフォルムを最大の特徴としており、テールゲートを水平に横切るクロームスリップによってワイド感を強調した。従来のCLSから引き継いだ独創的なフォルムのLED リアコンビネーションランプがデザインのアクセントとなるとともに、被視認性を高めて夜間走行時の安全性を向上させている。
CLS 63 AMGは、クロスストラットをハイグロスブラックで仕上げたAMGフロントスポイラー、シングルルーバーを備えたAMGラジエーターグリル、AMG独自のパワードームが特徴的なボンネット、オリジナルのワイドフロントフェンダー、AMG専用のディフューザールックのリアスカート、デュアルツインクロームエグゾーストエンドを採用したAMGスポーツエグゾーストシステムなど、専用のスタイリングが施される。
■インテリア
後席は開放感溢れる快適な室内空間を実現したとし、それぞれに十分なフットスペースを備えた3人分の独立したリアシートを装備。後方まで延びたルーフラインが、リアサイドウィンドーの面積拡大と余裕あるヘッドスペースを実現したと言う。後席左右とテールゲートにはプライバシーガラスを標準装備する。
ラゲッジルームは最大積載量1550Lのスペースを確保。後席のシートバックには、テールゲート開口部のレバーで簡単に倒すことができる「EASYPACKクイックフォールド機能」を装備した。
また、クルーザーのデッキを模した「designoウッドフロア(EASY-PACKフィックスキット付)」を、全モデルにオプション設定。これは高級ウッド素材をラゲッジフロア全体に敷き詰めたもので、熟練の職人が手作業で組み立てる。表面には防水/防傷加工を施し、さらにラバーが埋め込まれたアルミニウム製のレールを装備することで、フロアを保護するとともに荷物の滑りを防止する。
CLS 63 AMGのインテリアでは、前席にバックレストのサポート性を自動調整する機能やマッサージ機能などを備えたドライビングダイナミックシートおよびマルチコントロールシートバックを装備したセミアニリンレザーの専用AMGスポーツシートを採用。
また、走行モードやサスペンションセッティング、走行状況に応じて切替できる3ステージESPコントロールを設定できる「AMG E-SELECTレバー付きAMGドライブユニットシステム」を、センターコンソールに配置する。
■パワートレーン
パワートレーンはグレードによって異なり、CLS 350 BlueEFFICIENCYはV型6気筒DOHC 3.5リッターを、CLS 550 4MATIC BlueEFFICIENCYはV型8気筒DOHC 4.7リッターターボを、CLS 63 AMGはV型8気筒DOHC 5.5リッターターボを搭載。トランスミッションは前者2台が7速AT「7G-TRONIC PLUS」を、CLS 63 AMGは4つの走行モードに加え、自動ブリッピング機能とレーススタート機能を備える7速AT「AMGスピードシフトMCT」を採用。
また、CLS 550 4MATIC BlueEFFICIENCYは、CLSクラスで初となるフルタイム4輪駆動システム「4MATIC」を設定。エンジントルクを前輪45%、後輪55%の比率で配分し、安定した駆動力と挙動を保つ4ESP(4エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)と連動して、さまざまな路面状況で優れた運動性能と操縦安定性、快適性を発揮するとしている。
サスペンションについては、CLS 350 BlueEFFICIENCYに電子制御のセルフレベリング機構を備えたリアエアサスペンションを標準装備。CLS 550 4MATIC BlueEFFICIENCYには走行状況をセンサーで検地し、ばね定数、減衰力、車高を自動的に調整する電子制御式のAIRマティックサスペンションを採用した。
CLS 63 AMG シューティングブレーク Edition 1 |
■CLS 63 AMG シューティングブレーク Edition 1
特別仕様車のCLS 63 AMG シューティングブレーク Edition 1は、CLS 63 AMGをベースに、専用デザインのチタニウムグレーペイントを施した19インチAMG5ツインスポークアルミホイール(鍛造)を装備するほか、ボディーカラーにはマットカラーのdesignoマグノアラナイトグレーを特別オプション(51万円)として設定。
インテリアでは、Edition 1専用のdesignoプラチナホワイトパール(フルレザー仕様)と、designo DINAMICAブラックルーフライナー、AMGカーボンインテリアトリム、専用のAMGパフォーマンスステアリングを特別装備。
また、装備面ではAMGパフォーマンスパッケージを特別装備し、最高出力はベースモデル比で24kW/33PS増となる410kW/557PS、最大トルクは100Nm増となる800Nmまで動力性能を引き上げている。
CLS 350 BlueEFFICIENCY | CLS 550 4MATIC BlueEFFICIENCY | CLS 63 AMG | |
乗車定員 | 5名 | ||
ステアリング位置 | 右 | 左 | 左 |
駆動方式 | 2WD(FR) | 4WD | 2WD(FR) |
全長×全幅×全高 | 4960×1880×1420mm | 4970×1880×1420mm | 5000×1880×1415mm |
ホイールベース | 2875mm | ||
トレッド(前/後) | 1600mm/1630mm | 1600mm/1600mm | 1625mm/1605mm |
重量 | 1830kg | 2030kg | 1980kg |
エンジン | V型6気筒DOHC 3.5リッター | V型8気筒DOHC 4.7リッターターボ | V型8気筒DOHC 5.5リッターターボ |
エンジン最高出力 | 225kW(306PS)/6500rpm | 300kW(408PS)/5000-5750rpm | 386kW(524PS)/5250-5750rpm |
エンジン最大トルク | 370Nm(37.7kgm)/3500-5250rpm | 600Nm(61.2kgm)/1600-4750rpm | 700Nm(71.3kgm)/1750-5000rpm |
圧縮比 | 12 | 10.5 | 10 |
トランスミッション | 7速AT | ||
ラゲッジスペース(VDA方式) | 590-1550L | ||
ブレーキ(前/後) | ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク | ||
タイヤ(前/後) | 255/40 R18 / 255/40 R18 | 255/35 R19 / 285/30 R19 | 255/35 R19 / 285/30 R19 |
(編集部:小林 隆)
2012年 10月 12日