ニュース

英ベントレー、新型「フライング スパー」をジュネーブで公開

2013年2月20日(現地時間)発表

 英ベントレー モーターズは4ドアサルーン「フライング スパー」の新型を、ジュネーブ・モーターショー(プレスデー:3月5日、6日、一般公開日:3月7日~17日)で公開する。

 丸型4灯ヘッドライトと伝統のメッシュフロントグリルによるフロントマスクなど、スタイリングはキープコンセプトだが、テールがよりなだらかに下がり、テールランプは横長になった。

 フロントフェンダーとボンネットはアルミ製で、フェンダーは500度の合金を圧縮空気で成形する「ハイドロフォーミング」技術が使われている。ボディー剛性は先代よりも4%向上したとしている。

 エンジンはW型12気筒DOHC6リッターツインターボで、最高出力460kW(625PS)/6000rpm、最大トルク800Nm/2000rpmを発生する。ZF製の8速ATを介して4輪を駆動するが、通常のトルク配分は前40%、後60%で、状況に応じて前に最大65%、後に最大85%のトルクが配分される。

 エアサスペンションは再設計され、バネ定数を前10%、後13%低減し、乗り心地を改善したとしている。

 インテリアは4シーター仕様と5シーター仕様が用意される。8スピーカーの8chオーディオシステムを含むインフォテインメントシステムは8インチタッチスクリーンを備え、後席からも操作できる。フロントシート背面に10インチスクリーンを装着することもできる。

フライング スパー
全長×全幅×全高[mm]5295×2208×1488
ホイールベース[mm]3065
重量[kg]2475
エンジンW型12気筒DOHC
6リッターツインターボ
最高出力[kW(PS)/rpm]460(625)/6000
最大トルク[Nm(kgm)/rpm]800/2000
トランスミッション8速AT
駆動方式4WD
前/後タイヤ(カッコ内はオプション)275/45 ZR19
(275/40 ZR20、275/35 ZR21)
前/後サスペンション4リンクダブルウィッシュボーン/
トラペゾイダルマルチリンク
前/後ブレーキ(カッコ内はオプション)ベンチレーテッドディスク
(カーボンシリコンカーバイド)
定員[名]4または5
トランク容量[L]475

(編集部:田中真一郎)