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ブリヂストン、2回のリトレッドを追求したトラック・バス用タイヤ「M800」
摩耗ライフも向上し、経済性の向上と環境負荷低減を実現
(2013/7/12 00:00)
ブリヂストンは、トラック・バス用オールシーズンタイヤ「M800(エムハチマルマル)」を9月1日より順次発売する。サイズは、225/80 R17.5~295/80 R22.5の16サイズで、価格はいずれもオープンプライス。
7月11日、このM800に関する発表・説明会が都内で開催された。
M800は、日本の多くのバスやトラックで使われているオールシーズンタイヤの新製品となり、ボリュームゾーンに向けたブリヂストンの主力製品となる。その最大の特徴は、タイヤケースの耐久性を上げ、リトレッド(タイヤ表面の張り替え作業)を、これまでの1回から、2回行うに十分な性能を有したこと。タイヤ単体での摩耗ライフも従来品「M890」に比べ10%向上している。
ブリヂストンタイヤジャパン 生産財マーケティング統括本部長 片岡誠氏は、同社が顧客(バスやトラックの運用会社)に対して提案しているソリューションビジネス「エコバリューパック」について紹介。このエコバリューパックは、顧客のタイヤの使用状況などから、最適なメンテナンス(タイヤ交換やリトレッド、タイヤのローテーションなど)を提案。その効果検証も行っていくことで、タイヤのライフをマネジメントする。
顧客から見ると、タイヤ交換時期や交換コストを抑えられることで、原価の低減になるのはもちろん、CO2排出量も削減できる。
これまでのタイヤでは、1回のリトレッドとなっていたが、2回のリトレッドを可能とすることで、よりコストを抑えたタイヤマネジメントが可能になる。そのために、採り入れられたテクノロジーが、タイヤの内側に使われた新インナーライナー。この新インナーライナーでは偏平クレーを用いることで、空気を通りにくくし、タイヤケースの耐久性を向上させる。これまでのタイヤでもリトレッドに十分な強度は持っていたが、空気の侵入によるゴムの劣化により、1回のリトレッドとなっていた。偏平クレーを用いたインナーライナーでは、ゴムの劣化をより防げるとする。
ブリヂストンは、この2回リトレッドが可能なM800を、エコバリューパックとともに顧客に提案していくことで、タイヤのソリューションビジネスを推し進めていく。
タイヤサイズ | 発売日 |
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タイヤサイズ | 発売日 |
225/80 R17.5 123/122L | 2013年9月発売 |
11 R22.5 14PR | |
11 R22.5 16PR | |
245/70 R19.5 136/134J | |
265/70 R19.5 140/138J | |
275/80 R22.5 151/148J | |
295/80 R22.5 153/150J | |
225/90 R17.5 127/125L | 2014年3月発売 |
265/60 R22.5 143/140J | |
215/70 R17.5 123/121J | |
235/70 R17.5 127/125J | |
255/70 R22.5 143/140J | |
11/70 R22.5 14PR | |
275/70 R22.5 148/145J | |
245/80 R17.5 133/131J | |
295/80 R22.5 153/150J |