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ダンロップ、「100%石油外天然資源タイヤ」を11月に発売

「第43回東京モーターショー2013」で正式発表

8月14日に公開予定の「エナセーブ・スペシャルサイト」
2013年8月7日発表

2011年の東京モーターショーで公開された「100%石油外天然資源タイヤ」のプロトタイプ

 ダンロップ(住友ゴム工業)は8月7日、11月に行われる「第43回東京モーターショー」(一般公開:11月23日~12月1日)において、「100%石油外天然資源タイヤ」を公開すると発表した。同タイヤは発表と同時に発売される予定。

 同社は、石油や石炭といった化石資源への依存度を最小限にすることを目指した「石油外天然資源タイヤ」の開発に2001年から取り組んでいる。その成果として、2006年に石油外天然資源の使用比率を70%に高めた「エナセーブ ES801」を、2008年に同割合を97%にまで高めた「エナセーブ 97」を発売しており、今回発表となった100%石油外天然資源タイヤは化石資源をまったく使用しないタイヤとなる。

 2011年に行われた東京モーターショーで同タイヤのプロトタイプを発表していたが、耐久性などの評価と量産化技術の開発を進めた結果、正式に発売するに至った。

 なお、同社のWebサイト(http://tyre.dunlop.co.jp/)では8月14日に「エナセーブ・スペシャルサイト」を開設。100%石油外天然資源タイヤや「エナセーブ」シリーズに関する情報に加え、今年は同社が1913年に自動車用タイヤの国産第1号タイヤの生産を開始してから100年目を迎えることから、ダンロップのこれまでの歩みなども紹介するとしている。

(編集部:小林 隆)