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ホンダ、デトロイトショーでアキュラ「TLXプロトタイプ」をワールドプレミア

「8速DCT」&「9速AT」や「プレシジョン・オール・ホイール・ステア」などの先進装備を搭載

ミドルサイズセダンとして走行性能もアピールするアキュラ「TLXプロトタイプ」
2014年1月14日(現地時間)発表

 本田技研工業の米国現地法人アメリカン・ホンダモーターは1月14日(現地時間)、北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー、プレスデー:2014年1月13日~14日、一般公開日:1月18日~26日)で、アキュラ「TLXプロトタイプ」を世界初公開した。

 このTLXプロトタイプは、現在販売されている「TL」「TSX」のポジションを新たに担当するミドルサイズのラグジュアリーセダン。エクステリアデザインではしなやかで引き締まったスポーティなボディーが与えられ、特徴的なヘッドライトには宝石のように輝く美しさと高い視認性、広い照射範囲などを兼ね備える「ジュエルアイ(Jewel Eye)LEDヘッドライト」を採用している。

 エンジンは新開発の2.4リッター直噴DOHC i-VTEC直列4気筒エンジンと、MDXにも搭載している3.5リッター直噴SOHC i-VTEC V型6気筒エンジンの2種類を設定。新しい2.4リッターエンジンには新開発されたトルクコンバーター付き8速DCTが組み合わされ、3.5リッターエンジンにも新開発となる9速ATを用意。高出力と低燃費を両立するとしている。

 駆動方式は2WD(FF)と4WDをラインアップ。2WDモデルではアキュラ RLXにも搭載されている「プレシジョン・オール・ホイール・ステア(Precision All-Wheel Steer)」を採用。直進安定性と機敏な旋回能力が両立される。また、3.5リッターエンジンの4WDモデルには、従来から25%軽量化した新世代SH-AWDの搭載車も設定される。このほか、今後のアキュラモデルを象徴する先進技術として「次世代アキュラリンク」をはじめ、低速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、レーンキープアシストシステム(LKAS)などを装備する。

 このプロトタイプを市販化した新型「TLX」は、2014年半ばから米国オハイオ州で生産して米国市場への投入を予定している。

(編集部:佐久間 秀)