住友ゴム工業、グッドイヤーとのアライアンス契約と合弁事業を解消に

　住友ゴム工業は2月14日、前日付けで発表した「Goodyear社とのアライアンス契約及び合弁事業の解消の申入れ並びに仲裁申立てについて」の続報を発表した。

　これは2月13日付けのニュースリリースで、米Goodyear社からアライアンス契約、及び合弁事業の解消の申し入れが行われ、さらに国際商業会議所に対する仲裁申し立てが行われ、同会議所から正式な通知を受領したと発表したことに対する同社の見解を表明したもの。この14日付けの発表では、「申立ての内容については、Goodyear社と当社に見解の相違があり、当社としては極めて遺憾であり、到底看過することはできません」という同社の姿勢を記載している。申し立てについては守秘義務のため内容の詳細は明かせないものの、引き続き解決に向けて真摯に対応し、本件に関連して開示すべき事項が発生した場合は速やかに発表するとしている。

　住友ゴム工業と米Goodyear社は、1999年にアライアンス契約を締結。ヨーロッパと北米でタイヤの製造・販売をするための合弁会社、また日本でタイヤ販売の合弁会社を運営し、タイヤ技術の交換促進、購買のための合弁会社の運営も進めていた。