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米Apple、Siriを活用して車内でiPhoneを快適・安全に利用できる「CarPlay」発表
2014年に多くの国内/海外自動車メーカーがCarPlay対応車を導入
(2014/3/3 20:48)
米Appleは3月3日(現地時間)、音声アシスタントサービス「Siri(シリ)」を活用し、車内でiPhoneを快適・安全に利用できる「CarPlay」を発表した。CarPlayは、ジュネーブモーターショー(プレスデー:3月4日、5日、一般公開日:3月6日~16日)で主要自動車メーカーとともに公開するとしている。
iOS7のアップデートとして提供されるCarPlayの操作は、車内に用意されるコントローラーや、ハンドル上のボイスコントロールボタンを押すことで起動するSiriから行うことができ、Lightningケーブル対応のiPhone(iPhone 5/5c/5s)をCarPlay対応車に接続することで「電話をかける」「マップを使う」「音楽を聴く」「メッセージにアクセスする」といったことが可能になる。
このCarPlayについて、AppleのiPhone/iOSプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントであるグレッグ・ジョズィアック氏は、「CarPlayは、車の中でiPhoneを使うために信じられないほど素晴らしい体験を提供するために、ゼロからデザインされたものです。iPhoneユーザはいつでも指先でコンテンツにアクセスしたいものですが、CarPlayを使うとドライバーは運転から注意をそらさられることがほとんどなく車内でiPhoneを使うことができます。自動車メーカーのパートナーがCarPlay対応の素晴らしいモデルを発表し、CarPlayが今週、ジュネーブでデビューすることに私たちは大変興奮しています」とコメントを発表している。
なお、フェラーリ、メルセデス・ベンツ、ボルボが今週にCarPlay対応車を発表するとアナウンスしており、さらに国内の自動車メーカーとしてトヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、三菱自動車、スバル(富士重工業)、スズキが、海外メーカーとしてBMW、ジャガー・ランドローバー、PSAプジョーシトロエン、フォード、GM、現代自動車、起亜自動車が今後CarPlay対応車を発売するという。