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GM、8速ATを採用して「CarPlay」標準対応の新型「キャデラック CTS」「キャデラック ATS」

ATの多段化とアイドリングストップで燃料消費を抑制

2016年1月9日発売

キャデラック CTS:790万円

キャデラック ATS:514万円~580万円

新型「キャデラック CTS」

 ゼネラルモーターズ・ジャパンは、ミッドサイズ・ラグジュアリー・スポーツセダンの「キャデラック CTS」、エントリー・ラグジュアリー・スポーツセダン/クーペの「キャデラック ATS セダン」「キャデラック ATS クーペ」の装備内容を変更して2016年1月9日に発売する。全車左ハンドル仕様で、価格はキャデラック CTSが790万円、キャデラック ATSが514万円~580万円。

キャデラック CTS
モデルエンジン変速機駆動方式価格
キャデラック CTS プレミアム直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ8速AT4WD7,900,000円
キャデラック ATS
モデルエンジン変速機駆動方式価格
ATS セダン ラグジュアリー直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ8速AT2WD(FR)5,140,000円
ATS セダン プレミアム5,700,000円
ATS クーペ プレミアム5,800,000円
統合制御ナビゲーションシステム「CUE」が米Appleの「CarPlay」に対応

 新しいキャデラック CTSとキャデラック ATSでは、最高出力203kW(276PS)/5500rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/3000-4500rpm(CTSの数値。ATSの最大トルクは3000-4600rpm)を発生する直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボエンジンに、6速ATに替えて8速ATをセット。さらなる多段化によってギヤ間のステップを小さくし、最適なエンジン回転数を保って軽快な加速を手に入れるほか、素早いギヤチェンジも実現。これに加え、信号待ちなどの停車時にはエンジンを停止させ、無駄な燃料消費を抑えるオートスタート/ストップ機能も搭載している。

 また、全車に標準装備する統合制御ナビゲーションシステム「CUE(キャデラック・ユーザー・エクスペリエンス)」は米Appleの「CarPlay」に対応。iPhoneなどのiOS対応機器と接続することで、音声アシスタントサービス「Siri(シリ)」を活用してiPhoneなどの機能や各種アプリをハンズフリー操作できる。

 このほか、キャデラック CTSでは「CUE」にドライバーの運転操作をアシストする新機能「サラウンドビジョン」を追加設定。カメラシステムが撮影した車両周辺の状況を、あたかも車両を上から見下ろしたように画像合成して表現する360°映像を画面に表示。バックでの駐車、縦列駐車などのシーンで安全確認を手助けする。

新型となる「キャデラック ATS セダン」(左)と「キャデラック ATS クーペ」(右)

(編集部:佐久間 秀)