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鈴鹿サーキット、7月24日~27日開催の“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8耐の概要発表記者会見
カワサキ直系のTeam GREENが13年ぶりに参戦。事前申し込みで18~22歳は観戦料金ゼロ円
(2014/4/12 15:46)
鈴鹿サーキットは4月12日、サーキット内において7月24日~27日に開催する「2014 FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦 “コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第37回大会」(http://www.suzukacircuit.jp/8tai/、鈴鹿8耐)の概要発表会を開催した。鈴鹿8耐はバイク関連のレースとしては国内最大、4輪のレースを含めても国内でも有数の規模を誇るビッグレースとなる。
2014年の鈴鹿8耐は、コカ・コーラ協賛のもと“もっと8tai!、もっとBike!”をテーマに開催される。鈴鹿サーキットを運営するモビリティランド 取締役社長 曽田浩氏は、「昨年(2013年)は、決勝で6万1000名、4日間で10万1000名と、一昨年(2012年)を上回るお客さまに来ていただいた」「昨年以上のお客さまに来ていただくために、バイク来場者向けのホスピタリティ向上を図っていく」とし、より観戦しやすい状況を作っていく。
レースそのものにも多くの話題があり、カワサキ(川崎重工業)の販売会社であるカワサキモータースジャパンが運営するTeem GREENが、Teem GREENとしては22年ぶり、カワサキ直系チームとしては13年ぶりに8耐に参戦。ヨシムラも創立60周年を記念して、辻本/シュワンツ組のレジェンドチームを加えて参戦すると紹介した。
鈴鹿8耐をサポートするコカ・コーラを代表して、コカ・コーライーストジャパン 常務執行役員 八住庸平氏が挨拶。「ゼロカロリー飲料でNo.1のコカ・コーラ ゼロで大会をサポートする」といい、鈴鹿8耐とポーラベアがデザインされた特別な自動販売機(ピークシフトなど数々の節電機能を持つ)を各所に設置するほか、スーパーマーケットなどで鈴鹿8耐オリジナルクーラーバッグのプロモーションを実施する。そのほか、コカ・コーラ ゼロ鈴鹿8耐のプロモーション映像を作成し各所で放映するなどして、鈴鹿8耐を盛り上げていくとのことだ。
コカ・コーラに続いては、カワサキモータースジャパン 取締役 清水泰博氏が登壇。3月に開催された「モータースポーツファン感謝デー」では、スズキのマシンを使用するヨシムラジャパンが登壇しており、ポテンシャルの高いチームが続々参戦表明していることになる。
清水氏は、「8耐に出たくてしょうがなかった」といい、8耐への復活の背景を紹介。これまでさまざまな事情があって8耐に出られなかった年が続いたが、カワサキモータースジャパンが昨年30周年を迎えたこと、ここ数年リターンライダーやその子供の世代らによりバイク販売が上向いていることなど市況の変化があるという。また、カワサキモータースジャパンは“ものづくり”を掲げるメーカーとは異なり、思い出やなんらかの感動を得ることなど“ことつくり”を活動テーマとしており、レースというコンテンツでことつくりを進めていく。
とくに鈴鹿8耐では、“期待”“伝承”“感動”の3つを実現することを目標とする。期待は、カワサキファンやレース関係者の期待に応えること。伝承は、8耐などビッグイベント参加やマシン製作のノウハウの伝承を行うこと。感動は、近年増えている若いライダーとレースの感動を共有することだという。カワサキモータースジャパンは、販売施策としてツーリングイベント「コーヒーブレークミーティング」などを行っており、ここには若いライダーが参加している。鈴鹿8耐でコーヒーブレークミーティングを開催し、「若い人たちとレースの感動を共有したい」と語った。Team GREENは、柳川明選手、渡辺一樹選手、藤原克明選手の3名で構成される。
この鈴鹿8耐の入場料は、4日間有効の前売観戦券で、大人5700円、中・高生1700円、小学生800円、幼児600円だが、「8tai!子どもと一緒に!キャンペーン」というものがあり、8耐観戦券を持つ大人と一緒であれば高校生以下は5名まで無料になる。また、事前に申し込めば18~22歳までの観戦料金が無料になる「2014“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8耐 ヤング割0円!キャンペーン」も用意されており、下記のWebページから申し込み可能だ。
●2014“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8耐 ヤング割0円!キャンペーン
http://www.suzukacircuit.jp/8tai/campaign/
鈴鹿8耐以外のイベントも、前夜祭やヨシムラ60周年の特別展示、バイクによるパレードなど例年以上のものが用意されている。すべての参戦チームはまだ発表されていないが、今後の発表にも期待できそうだ。大人1人に対し子供5人の料金が無料なるなど、夏休みのお出かけ先としてもありだろう。チケットの発売は4月10日から、詳細なチケット情報については、鈴鹿8耐のWebサイト(http://www.suzukacircuit.jp/8tai/)を参照していただきたい。