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ランドローバー、ニューヨークショーで「ディスカバリー・ビジョン・コンセプト」をワールドプレミア

2015年に「ディスカバリー・スポーツ」の車名で発売予定

ディスカバリー・ビジョン・コンセプト
2014年4月16日(現地時間)発表

 英ジャガー・ランドローバーは4月16日(現地時間)、2014年ニューヨーク国際自動車ショー(プレスデー:4月16日~17日、一般公開日:4月18日~27日)の開催前日に、ニューヨーク市マンハッタンにあるイントレピッド海上航空宇宙博物館でコンセプトモデル「ディスカバリー・ビジョン・コンセプト(Discovery Vision Concept)」をお披露目した。また、“次世代ディスカバリーのエッセンスを紹介するモデル”と紹介したこのコンセプトモデルが、2015年に市販モデル「ディスカバリー・スポーツ」として発売を予定していることも合わせて発表されている。

 ディスカバリー・ビジョン・コンセプトのエクステリアでは、ディスカバリーを象徴する「ステップド・ルーフ」「アルパイン・ライト」といったデザイン要素を採用しつつ、プロポーションの最適化でクリーンなラインを形成。ダイナミックなシルエットと美しくエネルギッシュなサーフェスとしている。

 内装では、通常は7人乗りが標準となるシートレイアウトを、タッチスクリーンの操作で6人乗り、5人乗り、4人乗りのリムジン・モードなどにフォールド&スライドで変化。また、ドアには取り外しと持ち運びが可能なスーツケースが組み込まれている。キャビン内はフォリッツォ製の2種類のプレミアムレザーを使用。撥水・撥油加工を施されており、水だけで簡単に汚れが落とせるようになっている。

「Transparent Bonnet」機能紹介

 また、開発が進められている最新テクノロジーとして事前に情報が公開(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140411_643871.html)された、ボンネットを“透視”する「トランスパレント・ボンネット」を持つヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)をはじめ、ドライバーが運転席に座っていない状態でも低速での車両操作を可能にして、トレーラーの接続や、厳しいオフロード走行環境で車外から状況確認できる「リモート・コントロール・ドライブ」、フォグランプから発する赤外線レーザーで走行中の路面を常時スキャンして凹凸のある立体的なマップをインパネの高解像度ディスプレイに映し出し、ガイダンス・システムと連動して進路をマップに表示してドライバーをナビゲートする「レーザー・テレイン・スキャン」、異なる地形・路面状況でも一定速度でオフロード走行をセミオートで可能とする「オールテレイン・プログレス・コントロール」など数多くの画期的なテクノロジーを採用。「走破できない地形はない」と強調する卓越した走破性能が与えられている。

(編集部:佐久間 秀)