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ケータハム、10台限定の「セブン 小林可夢偉リミテッド・エディション」
シングルシーターで0-100km/h加速5.9秒のパフォーマンス重視モデル
(2014/5/26 14:25)
ケータハムカーズ ジャパンは、ケータハムF1 チームの日本人ドライバーである小林可夢偉選手デザインの日本限定モデル「小林可夢偉スペシャル・エディション」を10台限定発売する。6月1日から受注を開始し、価格は600万円。
助手席部分をアルミニウム製トノーでカバーするシングルシーターのこの限定車は、セブン 250(レースパック付き)がベース。1.6リッターで125PSを発生するフォードシグマエンジンを搭載し、6速MTとの組み合わせで0-100km/h加速は5.9秒、最高速196km/hのスペックを持つ。フロントウインドーすら持たないスパルタンな外観では、ボディーカラーにブラックを採用し、つや消しブラックのストライプを設定。さらにフロント側のサイクルフェンダーには、セブンモデルとして初めてケータハムグリーン塗料を染みこませたカーボンファイバーを使用している。
このほかにエクステリアデザインでは、リアのバルクヘッドにシングルシーター用ロールバーを備え、13インチの新型ダイアモンドカットブラックホイール、ポリッシュ・テールパイプなどを装着している。
右側の運転席のみに限定されるキャビンは、シートにカーボンファイバー製のスポーツシートを使い、カーボンファイバー製ダッシュボード、アルマイト処理したシフトノブなどをグリーンとしている。また、ケータハムF1チームにフルハーネスを供給しているタカタ製の4点式シートベルトを採用する。
2014年初頭にシルバーストンサーキットで初めてケータハム セブンを走らせたとき、小林可夢偉選手はこのスペシャル・エディションについて「僕にとってケータハムセブンはとてもピュアなクルマ。セブンを走らせると、クルマに走らされているのではなく、自分がクルマを走らせている感覚がある。ケータハムF1 マシンでは何もかもが電子制御されているけれど、セブンに乗っていると本当の意味でクルマが理解できるし、ドライビングの楽しさがよく分かってくる。このクルマはすでに素晴らしい走りをするクルマだから、僕がデザインすることでもっと魅力的なクルマにしたい」と語っている。