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鈴鹿サーキット、プール施設「アクア・アドベンチャー」を7月5日リニューアルオープン

サーキットホテルには「Racing Room Premium」が新登場

鈴鹿サーキットのプール施設「アクア・アドベンチャー」
2014年7月5日~31日プールオープン(特別営業9月6日~7日)

プール券(入園+プール入場)料金:大人2700円、子供(小学生)1800円、幼児(3歳~未就学児)1300円

 鈴鹿サーキットといえば、F1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレース、SUPER GTといった2輪、4輪のビッグレースを開催するモータースポーツファンにお馴染みの国際レーシングコース。その一方で、クルマやバイクにふれあえるさまざまなアトラクションが用意されたゆうえんちやプール、宿泊施設なども併せ持つ複合施設だ。そんな鈴鹿サーキットのプールが大幅に内容を一新し、7月5日にリニューアルオープンする。

 また、7月1日には鈴鹿サーキットホテルに、日本初となるモータースポーツをコンセプトとした客室「Racing Room Premium」がオープンしている。

大幅リニューアルでパワーアップした「アクア・アドベンチャー」

「アクア・アドベンチャー」のメインプール「アドベンチャープール」

 広大な敷地を6つのエリアに分け、それぞれに乗り物とのふれあいや体験を中心とした各種アトラクションを用意する鈴鹿サーキット。その1つが今年の春に大規模なリニューアルを行った“家族の冒険エリア”「アドベンチャーヴィレッジ」で、5種類のプールと2個所のスライダーが設けられた「アクア・アドベンチャー」が登場。7月5日から営業をスタートする。

自然の地形を生かし、山、川、滝などのさまざまな水遊びができる「アドベンチャープール」
洞窟あり、滝あり、対戦型アトラクションありと、冒険心をくすぐる多彩な仕掛けを用意。親子で一緒に楽しめる施設も多い
波のプールとアスレチックを組み合わせたアスレチックプールエリア「アドベンチャーウェーブ」

 上で紹介したほかにも、2種類の「アドベンチャースライダー」と流れるプールの「アドベンチャーリバー&アドベンチャーアイランド」など、アクア・アドベンチャーにはさまざまなプールがある。また、「アクア・アドベンチャーベイビー」と名付けられたエリアには、水遊び用おむつの着用で遊泳可能な水深15cmの「ベビープール」や、ろ過ターンを規定の6倍としたろ過設備を24時間稼働させて衛生管理を徹底した「キッズ流水プール」などがあり、小さな子供のいる家族には嬉しいエリアだ。さらに授乳室やベビーカー置き場も完備している。

「アドベンチャーヴィレッジ びしょぬれ夏休み!」開催

鈴鹿サーキットのオリジナルキャラクター「コチラ」ファミリーと一緒に記念撮影できる「びしょぬれクールタイム」では、頭上のバケツにたまった水が一気に降り注ぐ。今までにはないちょっと変わった夏の思い出が残せるだろう
空中をくるくる回るアトラクション「パラ・セイラー」に向かって、「コチラ」ファミリーやクルーが一斉放水する「びしょぬれライド」

鈴鹿サーキット内のゆうえんち「モートピア」も水着のままでOK!

 アクア・アドベンチャーでのプール遊びとともに、施設内のゆうえんち「モートピア」では27種のアトラクションが水着のままで楽しめる。また、ミストがついた「クールダウンエリア」を園内10個所と11種類のアトラクションに設置している。また、ゆうえんちのエリアに水着のまま行くのはちょっと恥ずかしいという人や日焼けが気になる人のために、無料のレンタルTシャツが用意されているので安心だ。

今春登場した新アトラクション「アドベンチャードライブ」は、乗員の声に反応して加速するコースター型ライド。もちろん、水着のままで楽しめる

 なお、SUPER GTなど一部のレース開催日には大型モニターが設置され、プールエリア内でもレース観戦できる。炎天下で繰り広げられる熱い戦いを涼しいプールで楽しむのも、鈴鹿サーキットならではの贅沢な楽しみかた。プールの開館時間は日によって多少異なるので、事前にホームページなどで確認してから出かけよう。

モータースポーツをコンセプトとした客室「Racing Room Premium」が鈴鹿サーキットホテルに新登場

新登場の「Racing Room Premium」

 鈴鹿サーキットホテルのノース館が、7月1日よりリニューアルオープンした。オリジナルのレカロ製バケットシート型チェアやツールボックス型のチェストなど、さまざまなアイテムを使って部屋にいながらモータースポーツのムードが感じられる空間となっており、F1グランプリをはじめ世界的レースが数多く行われる鈴鹿サーキットならではの演出だ。

 また、エントラントホールや客室内に飾られたF1グランプリや鈴鹿8耐の写真は、世界で活躍する8人の日本人フォトグラファーによって撮影されたもので、部屋ではF1の公式指定シャンパン“MUMM”を楽しむこともできる。(シャンパンは有料)。部屋に飾られる写真を提供するフォトグラファーは、熱田護氏、折原弘之氏、木引繁雄氏、桜井敦雄氏、原富治雄氏、三橋仁明氏、宮田正和氏の7人(50音順)。

鈴鹿サーキットホテルのノース館がリニューアルオープン。ロータリーにはサーキット同様の縁石が設けられ、サイズや角度は鈴鹿サーキットのコースと同じように忠実に再現したというこだわりよう
エントラントホールではF1と鈴鹿8耐の写真がゲストを迎える。F1は桜井淳雄氏、鈴鹿8耐は坪内隆直氏によるものだ
レカロ特注のバケットシート型チェアやツールボックス型のチェストがモータースポーツムードを演出
F1の公式指定シャンパン“MUMM”を部屋で楽しめる
シモンズ社のハイグレードマットレスを採用したベットのまわりにも、モータースポーツを感じさせるオリジナルの演出が見られる
専用デザインのアメニティ
部屋はムードが異なる3種のカラーが用意される
スイートルームにはグランツーリスモ6とイタリアから取り寄せたプレイシートを設置。コースは鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎの2種類のみ
随所に見られるオリジナルアイテムがレーシングムードを高める
広大な敷地に135ものサイトを有するオートキャンプ場

 鈴鹿サーキットには今回紹介したノース館を含む鈴鹿サーキットホテルのほかに、135サイトを有するオートキャンプ場も併設されている。大きなレースの開催日などに発生する周辺道路の混雑を考えれば、施設内で宿泊してゆったりと快適な時間を過ごすには大変有効だ。もちろん、レストランをはじめさまざまな飲食施設も充実しており、今年の夏限定のフードメニューも数多く用意されている。

 7月24日~27日に行われる通称「鈴鹿8耐」こと“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースや、8月30日~31日にはSUPER GTの第6戦 インターナショナルSUZUKA1000kmなど、2輪、4輪ともにビッグレースがこれからも目白押しの夏の鈴鹿サーキット。さらに8月12日~16日、23日には参加型の打ち上げ花火の開催なども予定されている。モータースポーツ、プール、ゆうえんち、ホテル、そのほかさまざまなアトラクションが用意されており、今年の夏は大人から子供まで、友達同士や家族で1日中遊び尽くしてみてはいかがだろう。

(高橋 学)