2014年上半期の販売首位は13万5688台で「タント」、2位は12万3637台で「アクア」

　自販連（日本自動車販売協会連合会）と全軽自協（全国軽自動車協会連合会）は7月4日、2014年6月の乗用車車名別販売台数と軽4輪車通称名別新車販売速報を発表。また、合わせて2014年上半期の累計販売台数も紹介されている。

「アクア」が3カ月ぶりに首位

　2014年6月の乗用車車名別販売台数は、1万9812台を販売した「アクア」が2月以来の首位返り咲きを果たした。2位は1万6066台を販売した「フィット」、3位に1万3557台で「プリウス」が続き、5位の「ヴォクシー」までが1万台以上の販売となっている。また、6月に販売がスタートした「レヴォーグ」は、2133台で23位。

　2014年上半期の乗用車車名別販売台数では、トップの「アクア」、2位の「フィット」、3位の「プリウス」が10万台以上を販売。ニューモデルで6月の月間販売でも4位の「ヴェゼル」は4万6679台で8位となっており、本田技研工業の新しい主力車種となっている。

●2014年6月の乗用車車名別販売台数

●2014年上半期の乗用車車名別販売台数

2位に大差をつけた「タント」が7カ月連続で首位

6カ月で13万5688台を販売して乗用車/軽自動車トータルで首位になった「タント」

　2013年12月から7カ月連続でトップとなった「タント」は、販売台数も2万1323台と2位の「ワゴンR」の1万4153台から7000台以上多いという大差。6月の軽自動車の販売台数では、9位の「アルト」までが1万台以上となっている。ベスト10に出ている名前は、4月、5月と変わりなく、順位だけが変動している。

　2014年上半期の軽自動車車名別販売台数では、6カ月間常にトップだった「タント」が当然の結果として首位になっているほか、累計の販売台数が13万5688台で「アクア」を上まわり、全体でもトップとなっている。ただし、10万台を超えているのは「タント」だけで、軽自動車市場で熾烈なシェア争奪戦が繰り広げられていることを感じさせる。

●2014年6月の軽自動車車名別販売台数

●2014年上半期の軽自動車車名別販売台数