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トヨタ、テレマティクスサービス「T-Connect(ティーコネクト)」対応の新カーナビを発売
Wi-Fi、DCM(車載通信機)などでナビ機能の拡張やアプリの追加が可能に
(2014/7/15 15:04)
トヨタ自動車は、6月に発表した新しいテレマティクスサービス「T-Connect(ティーコネクト)」対応モデルを含めたカーナビゲーション6モデルを8月1日に発売する。価格は9万5040円~28万800円。
モデル | 画面サイズ | 地デジ | 価格(DCMパッケージ) | 価格(標準セット) |
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T-Connectナビ[NSZT-Y64T] | 9インチ | 12セグ+ワンセグ | 28万800円 | 23万5440円 |
T-Connectナビ(アルファード・ヴェルファイア専用)[NSZT-YA4T] | 28万800円 | 23万5440円 | ||
T-Connectナビ[NSZA-X64T] | 8インチ | 24万8400円 | 20万3040円 | |
T-Connectナビ[NSZN-W64T] | 7インチ | 21万6000円 | 17万640円 | |
スタンダードナビ[NSZT-W64] | - | 14万9040円 | ||
エントリーナビ[NSCP-W64] | ワンセグ | - | 9万5040円 |
「T-Connect」は、従来のG-BOOKサービスを一新させたテレマティクスサービス。車両に装着されたT-Connectナビやスマートフォンなどを、スマートフォンなどの回線やWi-Fi、DCM(車載通信機)などを使ってクラウド上の「トヨタスマートセンター」と接続。ナビ機能の拡張やアプリの追加などさまざまなサービスを提供するというもの。
「T-Connect」は、音声対話と経路の先読みでドライブをサポートする「エージェント」、カーナビにアプリを追加できる「Apps(アップス)」、従来のG-BOOKで提供していた安心・安全サービスを中心とした「オンラインケア」で構成。T-Connectスマホアプリでは、スマートフォンから「T-Connect」の一部サービスが利用でき、スマートフォンで検索した目的地情報をカーナビと共有することで、スムーズな目的地設定を可能にした。
また、カーナビの基本機能も進化させ、TVチャンネルやDVDのチャプターの切り替えをフリック操作で行えるようになったほか、スタンダードナビをのぞく全モデルでTV視聴時でなくても緊急警報放送が受信できるなど、安全性にも配慮。加えて地図、ルートの色、文字サイズをプレビューで確認しながら、自分好みの地図表示にカスタマイズできるようになっている。
さらにナビオプションの強化も図られ、画質を大幅に向上したドライブレコーダーのほか、アイドリングストップ機能に対応したITSスポット対応DSRCユニット・ナビ連動タイプなどを新たに設定している。
今回の新製品は、「T-Connect」対応モデルの「NSZT-Y64T」「NSZT-YA4T」「NSZA-X64T」「NSZN-W64T」、スタンダードナビ「NSZT-W64」、エントリーナビ「NSCP-W64」の6モデル。
「T-Connect」対応モデルでは、アルファード/ヴェルファイア専用設計の9インチモデルを設定。9インチ、8インチモデルでは大型ディスプレイを備え、地図上の文字、施設のアイコン、画面スイッチの大きな表示で快適な操作をサポートする。また、9インチモデルにはオプション設定の後席ディスプレイ装着時に、前後席で異なる音声や映像が再生できる後席個別再生機能を搭載している。
スタンダードナビ「NSZT-W64」では、地デジやDVDの映像が楽しめるほか、CD、SDカード、Bluetoothオーディオなどの音楽が再生可能。また、パソコン専用ソフトを利用し、地図差分データをダウンロードすることで「地図SDカード」の更新が可能になっている。
エントリーナビ「NSCP-W64」は日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語の4カ国語に対応するほか、収録市街図エリアを約760都市に拡大している。