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ホンダ、パリショーの出展概要を発表、次期欧州向け「シビック TYPE R」など
ホンダブランドで初採用となる9速ATを採用した「CR-Vマイナーチェンジモデルプロトタイプ」も展示
(2014/10/3 00:00)
本田技研工業は10月2日、10月2日~19日(2日~3日:プレスデー、4日~19日:一般公開日)に開催されるパリモーターショーの出展概要を発表した。
今回のパリショーでは、2015年に欧州で発売を予定している次期「シビック TYPE R」のコンセプトモデルをはじめ、欧州市場でのホンダの基幹車種である「シビック5ドア」「シビックツアラー」、「CR-V」のマイナーチェンジモデル、新型「HR-V(日本名:ヴェゼル)」「ジャズ(日本名:フィット)」の欧州仕様プロトタイプを出展する。
●シビック TYPE Rコンセプト
2014年3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアとなった次期欧州向けシビック TYPE R。ジュネーブでの発表の際は赤いカラーリングだったが、今回は青く塗装されている。
パワートレーンは、最高出力280馬力以上となる新開発の「2.0リッター直噴ガソリンターボエンジン」と6速MTの組み合わせ。また、より力強くスポーティな走りを可能にする「+R」モードを採用。運転席の「+R」ボタンを押すことで、エンジン設定が高レスポンスでより力強いトルク特性になるとともに、アダプティブダンパーシステムによってサスペンションのダンパーセッティングも切り替わる構造を有する。
●新型HR-V欧州仕様プロトタイプ
新型HR-V(日本名:ヴェゼル)欧州仕様のプロトタイプ。HR-V欧州仕様には1.5リッター直噴DOHC i-VTECガソリンエンジンと1.6リッター i-DTECディーゼルエンジンを搭載。2015年夏の発売を予定する。
●新型ジャズ欧州仕様プロトタイプ
1.3リッターアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンを搭載する、新型ジャズ(日本名:フィット)欧州仕様のプロトタイプ。発売は2015年夏を予定。
●CR-Vマイナーチェンジモデルプロトタイプ
新デザインのフロントグリル、ヘッドライト、リアコンビネーションランプ、バンパーを採用するとともに、欧州で好評という1.6リッター i-DTECディーゼルエンジンに、従来のエンジンから40馬力アップした160馬力の高出力仕様を新たに追加。同エンジンには従来の6速MTに加え、ホンダブランドで初採用となる9速ATを組み合わせることで、力強くスムーズな走りと高い環境性能を両立したという。
●シビック(5ドア)、シビックツアラーマイナーチェンジモデル
欧州専用モデルのシビック(5ドア)とシビックツアラーのフロントデザインを変更。デイタイムランニングライトを内蔵した新デザインのヘッドライトやフロントバンパーを採用し、スポーティなエクステリアデザインとした。
シビック5ドアには新タイプ「シビック スポーツ」を設定。専用リアスポイラーや17インチアルミホイール、現在開発中のシビック TYPE Rを想起させるメッシュタイプのフロントバンパーグリルなどを採用する。
シビック5ドアとシビックツアラーには、追突時や発進時における事故被害の軽減を支援し、安全運転をサポートするシティブレーキアクティブシステムを新採用した。