ニュース
JAL、アジアパラ競技選手団の出発セレモニーを開催
車いすテニスの国枝慎吾選手、陸上の高桑早生選手ら116人を乗せ出発
(2014/10/14 21:55)
- 2014年10月14日開催
JAL(日本航空)は10月14日、韓国仁川で18日より開幕する「インチョン 2014 アジアパラ競技大会」に出場する日本選手団の出発セレモニーを羽田空港国際線ターミナルにて開催した。
今回のアジアパラ競技大会において選手団の主将を務めるのは、全米オープンのシングルス、ダブルス両方で優勝を果たしたのが記憶に新しい車いすテニスの国枝慎吾選手。旗手は陸上短距離の高桑早生選手が務める。
出発ゲート前で行われたセレモニーでは、応援メッセージが記された大きな横断幕が掲げられるとともに、選手団の代表として両選手に日本航空社員から花束が贈られた。国枝選手は「皆様のおかげでスムーズに仁川の地に旅立つことができます。帰りの飛行機の際には最高の結果を報告できるように選手一同戦ってきます」と挨拶。高桑選手も、「頑張ってくるので応援よろしくお願いします」と決意を新たにしていた。
JALでは2005年から9年間にわたって、唯一のオフィシャルエアラインとしてパラリンピック等のパラ競技に出場する選手団の輸送に関わるサポートを行っており、今回のアジアパラ競技大会については計116人の選手らをボーイング767-300ER(定員227人)で韓国・金浦空港へと送り届ける。車いすを使っている選手が多いことや、通常より荷物の数、サイズなどが大きいことがあるため、担当者は「選手らへの対応、輸送のハンドリングには9年間のノウハウが詰まっている」と語った。
出発時刻は15時35分だったが、1時間以上も前の14時30分頃から車いすの選手を中心に搭乗を開始し、他の選手は定刻20分前に搭乗。その後優先搭乗、一般搭乗という順で滞りなく手続きが行われ、選手らを乗せた便はほぼ定刻通り飛び立った。