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ポルシェ、「911 タルガ4 GTS」「カイエン ターボS」の予約受注を開始

911 タルガ4 GTSが2017万円、カイエン ターボSが2235万円

2015年1月23日予約受注開始

911 タルガ4 GTS:2017万円

カイエン ターボS:2235万円

911 タルガ4 GTS

 ポルシェ ジャパンは1月23日、米国・デトロイトで1月12日~25日に開催された2015年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で世界初公開した「911 タルガ4 GTS」「カイエン ターボS」の予約受注を開始した。価格は911 タルガ4 GTSが2017万円、カイエン ターボSが2235万円。

モデル変速機ステアリング位置価格
911 タルガ4 GTS7速DCT左/右20,170,000円
カイエン ターボS8速AT22,350,000円

 911 タルガ4 GTSは、911シリーズのタルガモデルが50周年を迎えることを記念して設定された車両。クラシカルなタルガのスタイルに、よりパワフルでダイナミックなGTSコンセプトが融合して生まれた1台とされており、最高出力430PS(316kW)を発生する水平対向6気筒3.8リッターエンジンにはスポーツエキゾーストシステムを採用。「スポーツクロノパッケージ」「PASMシャシー」「20インチホイール」なども標準装備となっている。

2014年2月から国内導入された911 タルガシリーズの上位モデルとなる911 タルガ4 GTS。4WDシステムと430PSを発生するエンジンによって、0-100km/h加速は4.3秒、最高速は300km/hとなる
トランスミッションは「7速PDK」と呼ばれる7速DCT。インパネ中央に「スポーツクロノパッケージ」装着車であることを示すクロノグラフ(ストップウォッチ)を設定

 カイエンシリーズの新しいトップモデルであるカイエン ターボSは、エキゾーストマニホールドにターボチャージャーを直接統合する新しいエンジンチャージングコンセプトを採用。これにより、ツインターボのレスポンスが向上しているほか、先代ターボSからV型8気筒エンジンの最高出力が20PS向上の570PS(419kW)、最大トルクが50Nm向上の800Nmとなっている。

 足まわりではアクティブ制御4WDシステムとなるポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)に加え、アクティブ制御によるロール抑制システムのポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)、安定性とダイナミックな操縦性を両立させるポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTV Plus)、ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)などを標準装備しており、独ニュルブルクリンクの北コースで7分59秒74のラップタイムを計測しているという。

ニュルブルクリンク 北コースで7分59秒74をマークするという新しいカイエン ターボS。アクティブ制御4WDシステムのPTMは後輪を常時駆動させ、状況に応じて前輪にトルク配分する
ブラック/クリーム内装はこのモデルから新設されたインテリアカラー

(編集部:佐久間 秀)