ポルシェ、オリジナルに忠実な「クラシック911 ダッシュボード」

　ポルシェ ジャパンは、1969年～1975年モデルの「911」に対応する「クラシック911 ダッシュボード」の取り扱いを開始した。価格は、ダッシュボードが14万5800円（左ハンドル用）、スピーカーグリルが3万4452円。

　クラシック911 ダッシュボードは、生産終了から10年以上を経た全ての車両のパーツ供給を担当する部門「ポルシェ クラシック」が、現代の基準で広範な試験を実施、100％の取り付け精度と厳しい気候条件下での品質を保証するため設計し直したもの。

　基礎構造部分は現在の品質基準を満たすものとしながら、表面構造部分では、シボ加工や質感、手触り、光沢、ブラックの色合いなど、オリジナルに忠実なデザインとした。

　ダッシュボードの取り付けには、フロントウインドーの取り外し作業が含まるため、ポルシェ クラシックでは、トレーニングを受けたスタッフが在籍する「ポルシェ クラシック パートナー」での交換作業を推奨している。

　現在、日本ではポルシェ クラシック パートナーとして、「ポルシェセンター青山 世田谷認定中古車センター」「ポルシェセンター名古屋」の2店舗が認定されている。

　独ポルシェでは、工場で生産された70％以上のポルシェの車両が世界中に現存しているとして、ポルシェ クラシック パートナーの数を、今後数年間で世界全体で約100個所にまで拡充する予定としている。