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首都高、視覚効果で渋滞対策「エスコートライト」を実施

3号渋谷線(下り)池尻付近で速度低下防止対策

2015年2月16日10時開始

渋滞対策「エスコートライト」

 首都高速道路は2月12日、視覚効果を利用した渋滞対策「エスコートライト」を、3号渋谷線(下り)池尻付近において、2月16日10時より実施すると発表した。

 エスコートライトは、上り勾配における速度低下防止を目的とした渋滞対策で、3号渋谷線(下り)池尻付近、池尻入口から三軒茶屋出口までの区間、左側約234mで実施される。

 同区間は、池尻入口合流後に約3%の上り勾配区間があるため、無意識の速度低下による渋滞が発生しており、手前の大橋JCT(ジャンクション)で合流する中央環状線にもその影響が及んでいる。この対策として考え出された「エスコートライト」は、速度回復誘導灯を路側に設置、灯具の光を進行方向へ連続的に流すことで無意識の速度低下を防ぎ、渋滞を軽減することを目指す。

 具体的な点灯方法は、60km/h相当の速さで進行方向に順次点灯。昼間は2灯を一組にして流し、夜間は眩しさを防ぐため1灯に減らして点灯。当面は朝から夜まで連続で点灯し、深夜は消灯する。

 特徴としては、大型車の目線からも見えやすい縦長の灯具を採用して、狭い間隔で設置するとともに、隣り合った2灯を一組にして流すことで、路肩が狭く車間が短い走行条件下でも光の流れを感じやすいよう工夫がされている。

 首都高では、効果検証の結果により運用方法の見直しや設置区間の拡大、他の個所への展開を検討する予定。

設置区間
エスコートライト

(編集部:椿山和雄)