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鈴鹿サーキット、「2&4 Race」で「Sound of ENGINE 2015」の走行F1マシン「フェラーリ F187」展示

そのほかのF1マシンは空輸、スーパーフォーミュラ決勝は15時スタート

2015年4月20日

「SUZUKA Sound of ENGINE 2015」で走行予定のF1マシン「フェラーリ F187」

 鈴鹿サーキットは、4月19日~20日にわたり2輪レース「JSB1000」と4輪レース「スーパーフォーミュラ 開幕戦」を併催する「SUZUKA 2&4 Race」を開催中だ。

 その鈴鹿サーキットにおいて、「SUZUKA Sound of ENGINE 2015」で走行予定のF1マシン「フェラーリ F187」(1987年)がグランドスタンド裏のGPスクエアに展示されている。Sound of ENGINE 2015は今年から始まるヒストリックモータースポーツイベント。F1マシンは、鈴鹿で初めて開催された1987年のF1において優勝したフェラーリ F187ほか、アイルトン・セナのデビューマシンである「トールマン TG184」(1984年)、鈴木亜久里がF1日本GPで3位表彰台を獲得した際の1-2フィニッシュマシンである「ベネトン B190」(1990年)などの走行が予定されている。

フェラーリ F187の各部写真。今のF1マシンと比べるとシンプルな空力デザインが特徴的だ。個人的にはフロントウイングにあるDEC(Digital Equipment Corporation)の青い「digital」ロゴに懐かしさを感じた

 そのほか、「マツダ 787B #202 JSPC仕様」(1991年)などが走る「Sound of Group C」、エディ・ローソンやケビン・シュワンツが往年のWGPマシンで走る「LEGEND WGP DemoRace」などもあり、新緑の季節となる5月23日~24日に開催される。

 鈴鹿サーキットのスタッフにフェラーリ F187以外のF1マシンについて聞いたところ「ベネトンやトールマンなどほかのF1マシンについては、これから空輸されてくる」とのこと。Sound of ENGINE 2015のために、欧州から持ってくるそうだ。Sound of ENGINE 2015の詳細は鈴鹿サーキットのWebサイト(http://www.suzukacircuit.jp/soundofengine/)を参照のこと。

 GPスクエアでは、エンジョイホンダなどが併催されており、ホンダの新車やカスタムカー、2輪車の展示などさまざまな催しも行われている。

現代のF1マシン、マクラーレン・ホンダ MP4-29H/1x1。2014年に走行したホンダF1エンジンの開発用マシン。1987年のF1マシンとは異なり、複雑な空力設計が行われている
ホンダの企業メッセージが書かれたバイク
バイクのフロントカウルに描かれていたウイングマーク。この精神を具現化したHonda Jetが間もなく日本で飛行する
CYBER CONCEPT N-BOX SLASH Code:89。今年の東京オートサロンに展示されたカスタムカー
本田技研工業 熊本工場で生産されているモンキー・くまモン バージョン。くまモンキーとも呼ばれているバイクで、またがって記念写真を撮影できる

 メインレースとなるスーパーフォーミュラ決勝は15時スタート。中継はBS放送のJ SPORTS4で14時半からライブ中継される予定。天候も回復傾向のため、日本最速のレースマシン「SF14」による激しい戦いを見ることができるだろう。

スーパーフォーミュラのフリー走行はレインタイヤで行われていた
鈴鹿サーキットの天気は回復傾向。15時からスーパーフォーミュラの決勝レースが開催される

(編集部:谷川 潔)