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トヨタ、由比ガ浜海水浴場で新型「ランドクルーザー」をお披露目

「行きたいところに必ず行けて生還できる」のがランクルの使命と小鑓チーフエンジニア

2015年8月17日開催

デザインを一新した新型ランドクルーザー

 トヨタ自動車は8月17日、鎌倉・由比ガ浜海水浴場内に設けられた海の家「ランドクルーザービーチハウス in JAPAN」において、同日マイナーチェンジを行った新型「ランドクルーザー」のお披露目会を開催した。

 お披露目会はビーチハウスのステージ上に置かれた実車のアンベールからスタート。続いてランドクルーザーのチーフエンジニアを務めるトヨタ自動車 製品企画本部 小鑓貞嘉(こやり さだよし)氏によるトークセッションが実施された。

お披露目会は由比ヶ浜海水浴場に設けられたランドクルーザービーチハウス in JAPANで行われた。営業は8月30日までだが、新型の展示はこの日のみだという
看板はプラドがモチーフ
ベールで覆われた新型ランドクルーザー
アンベール前に小鑓氏が登場
アンベールを手伝う
新型ランドクルーザーを披露する小鑓氏
トークセッションで語る小鑓氏

 小鑓氏は、「お客様が行きたいと思った時に行きたいところに必ず行けて生還できる、帰ってこられるのがこのクルマの目指すところ」とランドクルーザーの使命を解説。そのために「信頼性」「耐久性」「走破性」を重視しており、代々それを継承しながらさらに上を目指していくとした。また、オフロード関係の先進装備についても「このクルマでしかトヨタ自動車としてはやっていないし、それがいろいろな技術を生みながら発展している」ことも、ランドクルーザーの役割だと説明した。

新たに用意されたファンフラッグに「ランクルの使命」をサイン
クリーンディーゼルに関しては「要望が高いことは認識している。(使える)エンジンバリエーションを考えると国内に投入できる状況ではない」と説明

 今回のマイナーチェンジではフロントまわりに大きな変更が加えられているのが特長となる。その点については「ランクルはデザインと言うよりも、まず60年ぐらいの歴史がある中で機能配置を大事にした」と説明。過酷な地域を走った時に機能部品が壊れてしまうと走行不能になってしまうため、ラジエターやランプなどの機能部品をなるべく高い位置に配置することを最優先とし、その中で「押し出し感」「力強さ」を表現。時代時代のデザイントレンドやエッセンスを採り入れながらカタチを作っていくことで、遠くから見てもランクルらしいデザインが生み出されていると解説した。

 最後に新たに採用された先進安全装備「Toyota Safety Sence P」にも触れ、「今までのミリ波レーダーに加えて単眼カメラを装備することによって、さらに高い性能を持ってクルマの安全を守っていく、回避をしていくのがこのシステム」だと説明。「(ランクルの持つパフォーマンスは)日本ではなかなか感じることはできないかもしれません。ただ、グローバルでは大変信頼感の高いクルマであり、その一端を味わっていただければと思っている」と締めくくった。

新型は海が似合う
フロントまわり。ライトの高さが抑えられたためかちょっと「ランクル80」っぽいイメージ
エンブレム部分にミリ波レーダーのユニットが収る
ウインドー上部に単眼カメラが備わる
サイドビュー
タイヤはダンロップ「グラントレックPT2A」。ただ通常であればランクルの場合、複数のブランドが採用されるため他銘柄も出てくるかも。サイズは285/50 R20
リアビュー
撮影車両は最上級グレードのZX
クリーンディーゼルエンジンを搭載した「ランドクルーザー プラド」の発表時(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150721_712401.html)に始動したアートプロジェクト「CLEAN ACTIVITY CHALLENGE」のシーカヤック型オブジェも完成
小鑓氏によってアンベールされた
ファンフラッグとオブジェと小鑓氏

(安田 剛)