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ジャガー、「XF」をフルモデルチェンジ。ガソリンとディーゼル計7モデルを展開

最大190kgの軽量化を実現した軽量モノコック構造を採用

2015年9月25日発売

598万円~1105万円

フルモデルチェンジしたダイナミック・ラグジュアリー・サルーン「XF」

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月25日、ダイナミック・ラグジュアリー・サルーン「XF」をフルモデルチェンジして発売した。価格は598万円~1105万円。

モデルエンジン変速機価格
XF Pure直列4気筒2.0リッターターボ(240PS/340Nm)8速AT5,980,000円
直列4気筒2.0リッターディーゼルターボ(180PS/430Nm)6,350,000円
XF Prestige直列4気筒2.0リッターターボ(240PS/340Nm)6,680,000円
直列4気筒2.0リッターディーゼルターボ(180PS/430Nm)6,930,000円
XF R-SportV型6気筒3.0リッタースーパーチャージャー(340PS/450Nm)9,690,000円
XF Portfolio10,270,000円
XF SV型6気筒3.0リッタースーパーチャージャー(380PS/450Nm)11,050,000円

 新型XFでは、6月に導入された新型スポーツ・サルーン「XE」と同様に、ボディーの75%にアルミニウムを使用した軽量モノコック構造を採用。従来の「XF」と比較して最大190kgの軽量化を図るとともに、縦方向と横方向の双方に理想的な剛性を提供するというダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションとインテグラルリンク式リアサスペンションを組み合わせ、ねじり剛性を最大で28%向上することに成功。また前後重量配分は50:50としており、快適な乗り心地とハンドリングを両立する。

 ボディーサイズは、従来モデルから10mm短い4965mm、5mm低い1455mmとなり、ホイールベースは50mm長くして2960mmとした。それに伴い後部座席のレッグルームを15mm、ニールームを24mm、ヘッドルームを27mm拡大し、広い室内空間を実現した。

 デザイン面では、ひと目でジャガーと分かる要素を踏襲しつつ、ジャガー初となるアダプティブ・フルLEDヘッドライトを採用。フロントオーバーハングを短くすることでクーペを彷彿とさせるデザインを強調するとともに、フロントバンパーに開口部を設けたことで空力効率を向上(Cd値0.26)させたという。

新型XFではボディーの75%にアルミニウムを使用した軽量モノコック構造を採用。従来の「XF」と比較して最大190kgの軽量化を実現
ボディーサイズは従来モデルから10mm短い4965mm、5mm低い1455mmで、ホイールベースは50mm延長され2960mmとした

 一方、インテリアではスタイリッシュでラグジュアリーなデザインを取り入れたほか、タッチ操作やホーム画面を自由にカスタマイズできる新開発の10.2インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメントシステム「InControl Touch Pro」、デジタルメーターのみならずドライバー専用のフルスクリーン・ナビゲーション・ディスプレイとしても活用できる12.3インチTFTインストルメント・クラスターも装備して利便性を高めている。

 パワートレーンは、ガソリンエンジンとして240PS/340Nmを発生する直列4気筒2.0リッターターボ、340PS/450Nmまたは380PS/450Nmを発生するV型6気筒3.0リッタースーパーチャージャーをラインアップ。これに加え、ジャガー・ランドローバーが設計から生産までを手がけたという180PS/430Nmを発生する直列4気筒2.0リッターディーゼルターボ搭載モデルも展開。トランスミッションは全車8速ATを組み合わせる。

 そのほか、滑りやすい路面でもステアリング操作のみで低速の一定速度(3.6~30km/h間)で走行できるオール・サーフェイス・プログレス・コントロール(ASPC)、車間距離を維持しながら走行するアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、衝突を回避または衝突の衝撃を軽減する自動緊急ブレーキ(AEB)、コーナリング時のアンダーステアの発生を抑えるトルクベクタリング・バイ・ブレーキングなどを標準装備して優れた安全性を確保。さらに自動的にハンドル操作をして適切な走行位置に補正する「レーンキープ・アシスト(車線逸脱防止機能)」や、ブレーキとアクセルペダルを操作するだけで縦列駐車、並列駐車および出庫を自動で行う「パークアシスト」をオプション設定している。

インテリアでは、先代モデルから後部座席のレッグルームを15mm、ニールームを24mm、ヘッドルームを27mmそれぞれ拡大。新開発の10.2インチ静電式タッチスクリーンや12.3インチTFTインストルメント・クラスターなど最新鋭の装備が奢られる

(編集部:小林 隆)