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ブリヂストン、三菱航空機「MRJ」に航空機用タイヤを提供

耐久性と軽量化を両立させた最新ラジアル構造RRR

2015年11月11日発表

 ブリヂストンは、11月11日に初飛行をした三菱航空機の次世代リージョナルジェット機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」に、航空機用タイヤを提供したと発表した。

 今回、同社の航空機用タイヤは、「MRJ」の降着装置システムを製造・販売する住友精密工業へ納入されMRJに装着された。

 航空機用タイヤは、航空機の重量と速度を支えながら離着陸を繰り返す過酷な状況で使用されるため、耐久性が求められるとともに、飛行中における燃費向上のためには、タイヤの軽量化も求められる。

 MRJに装着されたタイヤは、耐久性と軽量化を両立させた最新ラジアル構造RRR(トリプルアール= Revolutionarily Reinforced Radial)を採用。高弾性・高強力繊維を用いた新ベルト構造を採用し、タイヤを軽量化することで低燃費と環境負荷低減に貢献。

 耐久性能に優れた新ベルト構造の採用により耐摩耗性が向上し、タイヤ交換までの着陸回数が増加するため、経済性を向上させつつ、従来構造に比べより一層高い安全性を確保したとしている。

 同社の航空機用タイヤ事業は、エアバス「A380」やボーイング「787」への供給のほか、エアバス「A350XWB」にも採用が決定。世界的な航空機用タイヤ供給メーカーの一つとなっている。

(編集部:椿山和雄/Photo:Burner Images 佐藤安孝)