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グッドスマイルレーシング、2016年度 SUPER GT 参戦体制を発表
「メルセデスAMG GT3」を投入。谷口、片岡コンビで王座奪還を目指す
(2015/12/24 00:00)
- 2015年12月23日発表
グッドスマイルカンパニーは12月23日、グッドスマイルレーシングの2016年度 SUPER GT参戦体制を発表。2016年の参戦マシンは「メルセデス・ベンツ SLS AMG GT3」に代えて、「メルセデスAMG GT3」を投入、ドライバーは2015年シーズン同様、谷口信輝選手、片岡龍也選手を起用する。
チーム体制は、エントラント代表に安藝貴範氏、チーム監督に片山右京氏、チーフエンジニアは河野高男氏、コミュニケーションディレクターに大橋逸夫氏が就任する。
参戦体制発表会で、安藝氏は「2016年もグッドスマイルレーシングの奮闘ぶりをお届けしたい」と挨拶し、多くのトラブルにより2連覇を実現することができなかった2015シーズンを振り返り「想定を外れたトラブルもあったが、チーム一丸となって戦う感じは増している」と感想を語った。
2016シーズンに向けて、安藝氏は「同様のメンバーでチームを続けていくことに価値を感じていますし、応援していただける皆さんに“今年もあいつら頑張ってるな”と変わらない体制を維持するのも、僕たちのスタイルの一つだと思っている。2016年は心機一転で今度こそ“王座奪還”ということで頑張っていきたい」と話した。
一方、チーム監督の片山氏は「SUPER GTの世界は、新たなマシンの登場でだいぶ変わってきていて、新しい戦い方が必要となる中、今シーズンは流れがわるかったのが正直な感想。来季に投入されるほとんどマシンはコーナリング性能があがるということなので、パートナーである横浜ゴムさんとともにいい結果がだせることを信じています」とコメントした。
ドライバーの谷口選手は「僕はチャンピオンを獲得できるパッケージを求めてこのチームにやってきましたが、僕の願いを叶えて素晴らしいパッケージを用意して頂けたと思います。今シーズンに関してはBOP(バランス・オブ・パフォーマンス)がGT-Rよりだったのか、チャンピオン争いから外れてしまいました。来年はクルマが変わりBOPもたぶん変わるので、我々はチャンピオンを獲れる体制を整えて、全力を尽くして頑張りたい」と意気込みを語った。
続けて、片岡選手は「今シーズンに関しては、流れをつかみきれないシーズンでした。何とか1勝を目指した最終戦は残念ながら2位でしたが、自分らしいレースができたので、今年のわるい流れは断ち切れたと思います。来シーズンに使用するメルセデスAMG GT3は信頼度の高いマシンだと思っていますので、開幕戦からスタートダッシュを決めていきたい」と話した。
その後、参戦体制発表会では「レーシングミク 2016 ver.」が披露されるとともに、イラストを描いたイラストレーターの米山舞氏、アートディレクターのコヤマシゲト氏が紹介された。今後、レーシングミク 2016 ver.を取り入れたマシンカラーリングやレースクィーンは、2016年2月7日開催のワンダーフェスティバル会場内においてお披露目される予定。