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Automotive Grade Linuxに「スバル」「三菱自動車」「マツダ」「フォード」が参画

既存自動車メーカー4社などとの協業でコネクテッドカーのディファクトスタンドを目指す

2016年1月4日(現地時間)発表

 コネクテッドカー向けの共通Linuxベースソフトウェアスタックを開発しているオープンソース共同開発プロジェクト「Automotive Grade Linux(AGL)」は1月4日(現地時間)、スバル(富士重工業)、三菱自動車工業、マツダ、米フォードの4社がAGLと「Linux Foundation」のメンバーになったと発表した。

 AGLには自動車メーカー、サプライヤー、システム インテグレーター、OSベンダーなど50以上の企業が名を連ねており、自動車メーカーではすでにトヨタ自動車、日産自動車、ジャガー・ランドローバー、本田技研工業が参画。今回の4社と合わせて自動車メーカー8社が協力することになる。

 AGLの企業メンバーシップは、貢献レベルに応じてプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズの4種類があり、マツダは今回の参画当初からプラチナメンバーとなっているほか、このタイミングでトヨタもプラチナメンバーにアップグレードされたことが合わせて発表されている。また、フォードは米国の自動車メーカーとして初めてAGLに参画した。

 今回の発表のなかで、Linux Foundationの自動車部門担当ジェネラルマネージャーであるDan Cauchy氏は「フォード、マツダ、三菱自動車、およびスバルの参画を歓迎します。代表的な自動車メーカーの面々が揃ってAGLの貢献者となりました。自動車メーカー各社は、消費者が求める最新のインフォテインメントシステム機能を提供していくためには、オープンソースソフトウェアの開発プロセスを採用して競争力を得る必要があることを知っています。AGLをコネクテッドカーのためのデファクトスタンダードとして発展させるために、自動車業界からの支援が続々と増えていることを嬉しく思います」とのコメントを表明している。

(編集部:佐久間 秀)