ニュース

2015年「WEC(世界耐久選手権)フォトコンテスト」結果発表!!

入賞作品36点を一挙公開

 Car Watchとデジカメ Watchが主催する「WEC(世界耐久選手権)フォトコンテスト」の受賞作品が決定しました。ここでは各賞の受賞作品を紹介します。

 また、今回は初の取り組みとして、インプレスのハイアマチュア向け写真投稿サイト「GANREF」でもWEC写真投稿企画を実施。GANREF会員が撮った作品はこちらで見られます。なお、今回ミシュランタイヤベストフォーカス賞とミシュランベストフレーミング賞におきまして、横位置と縦位置で各1点ずつ選考を予定しておりましたが、縦位置作品の応募が少なかったため該当なしとし、代わりにミシュラン特別賞を2作品、追加しております。

 本コンテストでは、2015年10月9日~10日に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)で開催された「WEC(世界耐久選手権)第5戦 富士6時間耐久レース」で撮影された写真を募集しました。

 今回はあいにくの雨の中でスタートとなった決勝レースでしたが、路面状況が刻々と変わったため、作品もウエットならではのものから、夕暮れならではの作品まで、86名の参加者から318点ものバリエーションに富んだ力作が集まりました。

WECフォトコン大賞

Kazuhiro Yamadaさん

1/125秒 / F5 / ISO250 / キヤノンEOS 7D Mark II / 560mm
応募者コメント

「意地のぶつかり合い」。セーフティカー明けから本気バトル!!

審査員コメント

6時間レース前半の名勝負でした。マシンの速さでは残念ながら明確差があったトヨタとポルシェ。そんなレースの中で日本を代表して中嶋一貴選手の意地を感じたバトルでした。臨場感が伝わって来る1枚です。

賞品

2016年WEC富士スピードウェイ観戦券(ペア)+2015年WEC第6戦優勝ドライバーサイン入りプログラム

FSW(富士スピードウェイ)賞

BElise111R改さん

1/15秒 / F4 / ISO100 / ニコンD4S / 116mm
応募者コメント

「Road to Mt. Fuji」。FSWの最大の特徴である富士山をメインに撮影。

審査員コメント

まさにFSWでしか撮れない1枚。富士山とコースの雄大なスケール感が伝わる1枚です。レべリオンの赤いマシンも景色に映えます。

賞品

2016年WEC富士スピードウェイ観戦券(ペア)

ベストバウト賞

ちゃかぴろさん

1/15秒 / F6.3 / ISO100 / キヤノンEOS 7D Mark II / 200mm
応募者コメント

白熱のLMP2クラス

審査員コメント

6時間レースの後半の名勝負でした。LMP2と言うクラス的になかなか注目されないクラスですが、車両バラエティや若手からベテランまでドライバーも実力派揃いで、ハイレベルな戦いを繰り広げていました。最後KCMGは接触でリタイアと残念な結果になってしまいましたが、レース後半を大いに盛上げた名バトルでした。迫力満点な1枚です。

こしひかりさん

1/200秒 / F10 / ISO500 / ニコンD4 / 550mm
応募者コメント

「サイドバイサイド」

審査員コメント

スタート直後のポルシェとトヨタの攻防の雰囲気が伝わってきます。この写真の直後2台ともスピンをしてしまいますが、サイドバイサイドでコーナーに進入している迫力が伝わります。

賞品

WEC富士オリジナルTシャツ

ミシュランタイヤベストフォーカス賞

後藤健一郎さん

1/1,000秒 / F4 / ISO500 / キヤノンEOS 7D / 176mm
応募者コメント

晴れますように

審査員コメント

タイヤだけではレースはできません。やっぱりレースは人の手によって支えられてるんですね。

賞品

ミシュラングッズ(モータースポーツ・ベースボールキャップ、ミシュラン・バックパック、ケース入り三角停止表示板)

ミシュランベストフレーミング賞

ひろゆきさん

1/25秒 / F22 / ISO100 / キヤノンEOS 5D Mark III / 70mm
応募者コメント

レースをも左右するピット作業。1秒が命取りになる中で、ピットクルーの素早いタイヤ交換の瞬間を切り取りました。

審査員コメント

ピット作業の緊迫感が伝わってきます。走ってない時でもタイヤでドキドキさせられる瞬間ですね。

賞品

ミシュラングッズ(モータースポーツ・ベースボールキャップ、ミシュラン・バックパック、ケース入り三角停止表示板)

ミシュラン特別賞

のりぞうさん

1/1,000秒 / F8 / ISO800 / キヤノンEOS 7D Mark II / 400mm
応募者コメント

「勝利を渇望…」。プリウスコーナーで周回遅れをかわすPORSCHE

審査員コメント

WEC富士の勝者 LMP1クラス #17ポルシェ919 ハイブリッドが、LMGTE AMクラス #88ポルシェ 911 RSRを抜くシーン。やっぱりポルシェはスポーツカーの王道ですね。

cararaさん

1/60秒 / F2.8 / ISO50 / キヤノンEOS-1D Mark IV / 125mm
応募者コメント

ミシュランマンとTOYOTA1号車の真っ赤なブレーキローターを狙いました。

審査員コメント

WEC富士が6時間耐久レースだったことを忘れさせるような疾走感と激しいブレーキングシーン。スプリント耐久と呼ばれるゆえんですね。

賞品

ミシュラングッズ(モータースポーツ・ベースボールキャップ、ミシュラン・バックパック、ケース入り三角停止表示板)

サンディスク エクストリーム賞

ipponsugiさん

1/50秒 / F5.6 / ISO50 / EOS-1D Mark IV / 600mm
応募者コメント

(なし)

審査員コメント

雨が降る中でスタートし、路面がどんどん乾いていく中、水煙によるスピード感とLMP1マシンのパワーの表現を、絶妙なタイミングで捉えています。この水煙は、後方に見えるマシンを適度にマスクしており、LMP1を主役として浮かび上がらせつつ「2クラスのポルシェの競演」という趣も演出しています。これ以上路面が濡れていても乾いていても、成功しなかった作品と言えるでしょう。

PIEZOUさん

1/200秒 / F8 / ISO800 / ニコンD3S / 1,000mm
応募者コメント

「視線」。コーナの先を睨むドライバーの表情を狙ってみました。

審査員コメント

コーナーリング中のマシンを真正面から捉え、マシンの下半身の油汚れといった細かいディテールまで写し止めることで、大迫力を生み出している作品です。流し撮りでもなく、写真のどこもブレていませんが、圧倒的な迫力でスピード感さえ表現できるということでしょうか。車体の向き、画面に占める大きさ、車体が画面から少しはみ出しているところなど、これ以上のタイミングは考えられないでしょう。

賞品

サンディスク「エクストリームコンパクトフラッシュカード 32GB」、または「エクストリームプロSDHC UHS-Iカード 32GB」

TOYOTA GAZOO RACING×スピード賞

endless1038さん

1/20秒 / F16 / ISO100 / キヤノンEOS 7D Mark II / 400mm
応募者コメント

クールな写真を目指しました。

審査員コメント

イメージ画像のようにスピード感溢れる1枚です。あえて右斜めにして登りを力強く疾走しているようにしたのもいいですね。

賞品

TS040ミニカー(トヨタドライバーサイン入り)とキャップのセット

TOYOTA GAZOO RACING×バトル賞

katsu79さん

1/160秒 / F4 / ISO320 / ソニーα77 II / 70mm
応募者コメント

「簡単には抜かさせない!!」。レース序盤の中嶋一貴選手のドライビングにはしびれました。

審査員コメント

ホームストレートを水しぶきをあげながらポルシェと一騎打ち。この直後の1コーナーの勝負はどうなるのかをワクワクさせる、まさにバトル感溢れる1枚です。

賞品

TS040ミニカー(トヨタドライバーサイン入り)とキャップのセット

TOYOTA GAZOO RACING×ドラマ賞

hosokawaさん

1/2,000秒 / F4 / ISO200 / ソニーα77 II / 500mm
応募者コメント

「輝く路面を駆け抜けろ」。酷いウエットレース、ライトに照らされ輝く路面を、ハイブリッドパワー全開で駆け抜けるトヨタTS040 HYBRID

審査員コメント

1号車の雄姿をうまく表現しています。これから戦いに向かうのか、戦い終わってピットに戻るのか、いろいろなドラマを見る人に想像させてくれる1枚です。

賞品

サイン入りTS040ミニカーとキャップのセット

スマホレタッチ賞

mika takeさん

応募者コメント

雨ちょっとだけ弱まって!(>人<)

審査員コメント

今年からWECのノベルティで配られていたサングラスはお客様にも大人気でした! こういったお祭り感もレースの楽しさのひとつですよね。

れんたろうさんさん

応募者コメント

TOYOTA!

審査員コメント

おそらく標準レンズで撮ったのでしょう。広めの写真ですが、周辺を白飛びさせることでTS040とTOYOTAの看板が際立っていて、レタッチならではの作品と言えます。

itokoichiさん

応募者コメント

ペースカーによる先導が17周続く第一コーナーにて。iPhone 5sで撮影。内蔵フォトアプリでレタッチ。先導車のアウディは日本初登場のモデルだそうです。

審査員コメント

普通のカメラに比べてシャッターのタイミングがつかみにくいiPhoneで良いタイミングをつかめていると思います。レタッチすることでiPhoneで撮ったとは思えない雰囲気のある写真に仕上がっています。

賞品

FSWオフィシャルグッズセット

Car Watchセレクション

七海さん。「みんなお疲れさま!」。6時間の長い戦いを終えた夕日の中の表彰式。ドライバーもチームスタッフもメディア関係者も観客もサーキットも、みんなお疲れさまでした!
キドサキさん。6時間耐久の過酷なレースでTOYOYA TS040ハイブリッド1号車が超高速でダンロップから駆け上がっていくところを捉えました
skyさん。「雨の攻防」
T2さん。2台揃った場面を狙って
マーク12さん。100Rを駆け上がってくるTOYOTA TS040 HYBRIDを看板と共に捉えてみました
てほっしさん。世界遺産の富士の名を冠するサーキット。ダンロップシケインを抜け、駆け上がるTS040と富士山のコラボを狙って
D.Suzukiさん。TS040 HYBRIDがコースを外れ、砂煙を大きく上げる瞬間を高速連写で狙いました
musicheadさん。雨のレースは幻想的な雰囲気が感じられます
fa18e_s_hornetさん。この赤熱がWECでのお約束
keisuke-T@chiさん。「レコードライン」。乾き始めた一本道の路面を求めて

デジカメWatchセレクション

OSADAさん。「メタリック」
take.k39さん。「サイド バイ サイド」。レース終盤の戦い、迫力のサイド バイ サイドの瞬間を捉えました
まいくらさん。「看板背負って」。世界を代表するスポーツカーメーカーどうしのクラス2位を懸けた意地の張り合い。6時間レースも残り15分を切った。コカコーラ進入のスピード感を、ズームの流しで表現してみました
kkkkeiさん。13コーナーまで駆け上がる感じを狙ってみました
ぎんろうさん。「Warp」。ウォータースクリーンから飛び出してくるように見える各カテゴリーの車両の一団をアドバンコーナーで1/20のシャッタースピードで撮影してみました
はねちゃんさん。「孤独」。雨上がり、エスケープゾーンの水溜りに光が差し込んでいたのでスローシャッターで
MOTさん。「Porsche」。雨の中、マシンがコカ・コーラコーナーを立ちあがっていくところと捉えました
ingram07さん。晴れ間の光が差す御殿場市内と、ウェット路面が残る100R、そして「FIA WEC」の看板
清水敏行さん。CurtainWindow。マシンが近くで横から撮れる富士スピードウェイのダンロップコーナーで撮影しました。ピラーのLEDが窓のカーテンのように見えるよう、スローシャッターで彗星流しをしました
incさん。レース終了後の車両置き場にて。雲の切れ間から富士山の初冠雪が見えました

 ◇           ◇

主催

株式会社インプレス
Car Watch
http://car.watch.impress.co.jp/
デジカメ Watch
http://dc.watch.impress.co.jp/

共催

富士スピードウェイ株式会社
http://www.fsw.tv/
日本ミシュランタイヤ株式会社
http://www.michelin.co.jp/

協力

サンディスク株式会社
http://www.sandisk.co.jp/

TOYOTA GAZOO RACING
http://gazooracing.com/
トヨタ自動車株式会社
http://www.toyota.co.jp/

(編集部)