鈴鹿サーキット、4月23日～24日の「NGKスパークプラグ 鈴鹿2＆4レース」からシーズンスタート

モータースポーツファン感謝デー開催中の鈴鹿サーキットで行なわれた「2016年 鈴鹿サーキット活動計画発表会」

　鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは3月12日、「モータースポーツファン感謝デー」開催中の鈴鹿サーキットにおいて「2016年 鈴鹿サーキット活動計画発表会」を開催した。

2016年の活動計画について発表する株式会社モビリティランド 取締役社長 曽田浩氏

鈴鹿サーキット開催レースの詳細については、株式会社モビリティランド 常務取締役 鈴鹿サーキット総支配人 荒木正和氏より説明が行なわれた

鈴鹿サーキットで開催される主要レース

2015年GP2チャンピオンが参戦するスーパーフォーミュラ

　鈴鹿サーキットの開幕は例年どおり、2輪のレースと4輪のレースが行なわれる鈴鹿2＆4レースから始まる。今シーズンは冠スポンサーがNGKスパークプラグで知られる日本特殊陶業になり、「NGKスパークプラグ 鈴鹿2＆4レース」として開催。4輪は「全日本スーパーフォーミュラ選手権 第1戦 鈴鹿サーキット」が、2輪は「MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦（JSB1000）」が行なわれる。

　スーパーフォーミュラはこの鈴鹿2＆4レースが初戦となり、最終戦は10月29日～30日のJAF鈴鹿グランプリ。鈴鹿に始まり、鈴鹿に終わるスケジュールが組まれている。2016年シーズンのトピックは、ワンメイク供給されているタイヤがポテンザ（ブリヂストン）からアドバン（横浜ゴム）に変わることで、ドライバーやマシンセッティングとの相性などから勢力図の変更が予想される。

NGKスパークプラグが冠スポンサーとなった鈴鹿2＆4レース

ストフェル・バンドーン選手の参戦と横浜ゴム製タイヤへの変更が大きなトピック

GT300マシンが大きく変わるSUPER GT。鈴鹿は最長の1000km

　新規参戦ドライバーでは、SUPER GTでも活躍している関口雄飛選手と、2015年GP2チャンピオンで、F1マクラーレン・ホンダチームのテスト＆リザーブドライバーも努めるストフェル・バンドーン選手に注目が集まる。活動計画発表会に参加し、司会からニックネームについて聞かれたバンドーン選手は、「“ストフ”と呼ばれている」と答えたほか、「スーパーフォーミュラは世界でも知られている。新しいチャレンジに向かってがんばりたい」と鈴鹿サーキットで走ることについての抱負を述べた。

2015年GP2チャンピオンのストフェル・バンドーン選手。2016年の注目選手

3月19日から鈴鹿サーキットで始まる新しいアトラクション「サーキットチャレンジャー」に乗るストフェル・バンドーン選手

NGKスパークプラグ 鈴鹿2＆4レースのポスター

　また、すでに一部のチケット発売が始まっているF1日本グランプリに関しては、開催日が10月7日～9日の3連休にかかってくることから、チケットの売れ行きも昨年よりもよいとのこと。

　カメラマンエリアチケット、ファミリーシート、アウトレットシート、Honda応援席などの企画チケットは来週3月20日より、西エリアのチケットは7月10日から販売が開始される。

3連休に開催されるF1日本グランプリ

F1日本グランプリのポスター

　そのほか、鈴鹿のビッグレースとして知られる「鈴鹿8時間耐久ロードレース」については、3月25日に東京ビッグサイトで開催される「東京モーターサイクルショー 2016」内で詳細が発表される。

　モータースポーツファン感謝デーは、3月13日も鈴鹿サーキットで開催され、ストフェル・バンドーン選手も参加するスーパーフォーミュラのデモラン、新型「NSX」のデモランなどが予定されている。鈴鹿サーキットのWebサイトから「無料入場券（PDF）」がダウンロード可能。