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アウディ、ミッドサイズステーションワゴン「A4 アバント」をフルモデルチェンジ

ワゴンボディでトップクラスのCd値0.26を実現

2016年4月21日 発売

547万円~653万円

 アウディ ジャパンは、ミッドサイズステーションワゴン「A4 アバント」をフルモデルチェンジして4月21日に発売する。価格は547万円~653万円。

モデルエンジン変速機駆動方式ステアリング位置価格
A4 アバント 2.0 TFSI直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ(190PS/320Nm)7速Sトロニック2WD(FF)5,470,000円
A4 アバント 2.0 TFSI スポーツ5,850,000円
A4 アバント 2.0 TFSI クワトロ直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ(252PS/370Nm)4WD6,260,000円
A4 アバント 2.0 TFSI クワトロ スポーツ6,530,000円

 2月に発売した新型A4セダンをベースにしたステーションワゴン。開発にあたっては走行抵抗の削減を主要なテーマに掲げ、軽量化に取り組むとともにエアロダイナミクスの最適化を行なうことで、ワゴンボディではトップクラスのCd値0.26(欧州仕様値)を実現。エンジンルームの下側などをフラットなカバーで覆ったアンダーボディ(欧州仕様)に加え、スポイラー機能を持たせたルーフ後端の処理などにより、後輪リフトも最少に抑えることに成功している。

 搭載する直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボユニットは、従来型に対して動力性能を高めつつ、アイドリングストップシステムやエネルギー回生機構などを標準装備して、燃料消費を削減。とくに新しい燃焼方式を採用した2WD(FF)モデルは、従来型に対して33%の燃費改善を達成したという。新型A4セダンと同様に、出力は2WD車が190PS/320Nmを、4WD車が252PS/370Nmを発生する。

新型A4 アバントでは2種類の直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボユニットを搭載

 インテリアでは、従来型に比べてすべての面でディメンションが拡大してスペース面での余裕が生まれ、水平基調でまとめられたインテリアデザインによってさらに広々感を強調したものになっている。シートも全面的に刷新され、構造材に高強度スチールやマグネシウムを使うなどして、従来比で最大9kgの重量削減に成功している。

 荷室容量は5人乗りの状態で505L、後席のバックレストを畳むことで最大1510Lまで拡大でき、従来型比でそれぞれ15L、80L大きくなった。全モデルに電動ラゲッジルームカバーのほか、パーティションネット、ルーフレールが標準装備される。

 また、ナビゲーション機能と8.3インチモニターを備えた最新鋭のインフォテイメントシステムを全モデルに標準搭載。今回新たに導入されたAudi スマートフォンインターフェイスにより、各社のスマートフォンとの接続が可能になるとともに、Audi connectの付属機能であるWi-Fiホットスポットにより、最大8台までのモバイル端末をインターネットに同時接続することができる。

水平基調でまとめられたインテリアデザイン
荷室容量は5人乗りの状態で505L、後席のバックレストを畳むことで最大1510Lまで拡大可能

 そのほか安全装備も充実しており、「アウディプレセンスベーシック」「アウディプレセンスシティ」「アウディアクティブレーンアシスト」「リヤビューカメラ」「アダプティブクルーズコントロール」「アウディパーキングシステム」などのシステムを全モデルに標準採用したほか、オプションで「アウディサイドアシスト」「アウディプレセンスリヤ」「サイドエアバッグ(リヤ)」「パークアシスト」「サラウンドビューカメラ」の各システムを用意している。

(編集部:小林 隆)