クラリオン、車載用フルデジタルサウンドシステムの新製品「Z3」「Z7」「Z25W」正式発売

　クラリオンは4月20日、車載用フルデジタルサウンドシステムの新製品「Z3（フルデジタルサウンドプロセッサー/ツィーター/コマンダー）」「Z7（フルデジタルスピーカー2本1組）」「Z25W（フルデジタルサブウーファー）」を発売した。価格は「Z3」が12万5000円（税別）、「Z7」が8万7000円（税別）、「Z25W」が7万3000円（税別）。

　かねてから4月に発売することを予告していた車載用フルデジタルサウンドシステム3製品を正式発売。デジタル音源からスピーカーまでのフルデジタル伝送により、ハイレゾ音源も劣化させることなくダイレクトにスピーカーへの入力を可能にしており、高音質で原音に忠実なフルデジタルサウンドを実現。デジタル信号を効率よく音に変換することで、同社がリリースする従来のフルデジタルシステム比で4倍の高出力と、アナログシステム比で5分の1の低消費電力の両立を図ったという。

　フルデジタルスピーカーでは新開発の車載専用LSIを採用し、厳しい温度条件にも耐える品質を確保したうえで、従来のLSIよりも高出力化するとともに、高速駆動（24.5MHz）を1チップで実現している。そのほか、スマートフォンやタブレットに専用アプリケーション「Z-tune」をダウンロードすることでクロスオーバー、タイムアライメント、イコライザーなどのチューニングを行なうことも可能になっている。

　なお、3製品の販売については、デジタル音源をそのまま再生する（Digital to Digital再生）フルデジタルな音の「さらなる高音質再生」をポイントに開発したという新製品の特長を踏まえ、各地のカーオーディオ・プロショップで行なわれる。