インプレッション

ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA)

ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA)
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA)

 ランドローバーはこの2017年に「ディスカバリー」をフルモデルチェンジしたばかりだが、ラグジュアリーブランドの「レンジローバー」にも新機種が加わった。「レンジローバー ヴェラール」である。「レンジローバー イヴォーク」と「レンジローバー スポーツ」の中間を埋めるモデルだ。

 ベースとなっているのは2016年にジャガーブランドから日本発売された「F-PACE」。ただ、ベースは同じでもブランドが違うとここまで変わるかと言うぐらい、雰囲気や味付けは変わっている。

 ヴェラールのエクステリアデザインは、一見これまでのレンジローバーを踏襲しているようだが、実はこれからのレンジファミリーの基礎となる新しいラウンドシェイプが入っている。全長は4820mm、全幅は1930mm、そして全高は1685mmと比較的大きなモデルだが、レンジファミリーに共通したラグジュアリーな雰囲気を持ちながら、よりアグレッシブなデザインとなっている。とくにラウンドしたボンネットは迫力と美しさとスポーティさがバランスされて特徴的だ。

ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) レンジローバー ヴェラール R-DYNAMIC SE
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) レンジローバー ヴェラール R-DYNAMIC SE
レンジローバー ヴェラール R-DYNAMIC SE
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) フロントマスクは水平方向にラウンドシェイプを入ったデザイン
フロントマスクは水平方向にラウンドシェイプを入ったデザイン
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) タイヤサイズは255/50 R20
タイヤサイズは255/50 R20
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) R-DYNAMICグレードでは、バーニッシュドカッパーの加飾をフェンダーベント(写真)やボンネットベント、バンパーアクセントなどに採用
R-DYNAMICグレードでは、バーニッシュドカッパーの加飾をフェンダーベント(写真)やボンネットベント、バンパーアクセントなどに採用
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) R-DYNAMICグレードはマフラーエンドがバンパー内に設定されるインテグレーテッドタイプ
R-DYNAMICグレードはマフラーエンドがバンパー内に設定されるインテグレーテッドタイプ
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) 一部にスリットを入れて空気の流れをコントロールしつつ、リアスポイラーを長くしてスポーティさを演出
一部にスリットを入れて空気の流れをコントロールしつつ、リアスポイラーを長くしてスポーティさを演出
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) ドアパネルと一体化する「フラッシュドアハンドル」は、空気抵抗を低減するだけでなく、ヴェラールが持つ「Reductionism(還元主義)」という理念も表現している
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) ドアパネルと一体化する「フラッシュドアハンドル」は、空気抵抗を低減するだけでなく、ヴェラールが持つ「Reductionism(還元主義)」という理念も表現している
ドアパネルと一体化する「フラッシュドアハンドル」は、空気抵抗を低減するだけでなく、ヴェラールが持つ「Reductionism(還元主義)」という理念も表現している
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) レンジローバー ヴェラール SE
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) レンジローバー ヴェラール SE
レンジローバー ヴェラール SE
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) R-DYNAMIC以外のグレードでは、シルバーを基調としたグリルなどを装着して差別化
R-DYNAMIC以外のグレードでは、シルバーを基調としたグリルなどを装着して差別化
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) シグネチャーライト付マトリックスLEDヘッドライトはSE、HSEといったグレードで標準装備。そのほかのグレードではオプション設定となる
シグネチャーライト付マトリックスLEDヘッドライトはSE、HSEといったグレードで標準装備。そのほかのグレードではオプション設定となる
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) タイヤサイズは255/50 R20。オールシーズンタイヤが標準装着となるが、無償オプションでサマータイヤを選択することも可能
タイヤサイズは255/50 R20。オールシーズンタイヤが標準装着となるが、無償オプションでサマータイヤを選択することも可能
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) R-DYNAMIC以外のグレードは、マフラーエンドを敢えて強調しないスタイル
R-DYNAMIC以外のグレードは、マフラーエンドを敢えて強調しないスタイル
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) 積層化して奥行きを感じさせるリアコンビネーションランプ
積層化して奥行きを感じさせるリアコンビネーションランプ
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) R-DYNAMIC SEのインパネ。内装色は「ライトオイスター」
R-DYNAMIC SEのインパネ。内装色は「ライトオイスター」

 インテリアも、高級車はかくあるべきという水平基調の凛とした佇まいを見せているが、テーマとなったのは各種のコントロールスイッチを極力シンプルに整理したことだ。上下に分けた2つの10.2インチディスプレイとステアリングホイールのコントロールスイッチでほぼ全部の操作を網羅する。かなりチャレンジしたディスプレイで、いろいろなことが直観的にできる半面、いくつかの階層に入っていかなければならないため、最初はポイントを抑える必要がある。

 例えばエアコンやシートのコントロールなどは画面に設定を呼び出して操作するが、テレインレスポンスの変更でも同じダイヤルを使うので、戸惑う場面もあった。

 上のディスプレイはカーナビ画面が主で、こちらも最近の流れでスマートフォンのように直観的な操作で行なうようになる。ランドローバーではこの2つのタッチ機能付きディスプレイを「Touch Pro Duo」と呼んでいる。また、オートハイビームなどの車両詳細設定は、ステアリングホイールの左側にあるマルチタスクスイッチでコントロールする。

ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) クロームベゼル付レザーステアリングを標準装備
クロームベゼル付レザーステアリングを標準装備
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) メーターパネルは「TFTバーチャルインストルメントパネル」を採用
メーターパネルは「TFTバーチャルインストルメントパネル」を採用
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) ヘッドアップディスプレイは「FIRST EDITION」に標準装備。そのほかのグレードはオプション設定となる
ヘッドアップディスプレイは「FIRST EDITION」に標準装備。そのほかのグレードはオプション設定となる
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) 上下2つの10.2インチディスプレイで構成する「Touch Pro Duo」
上下2つの10.2インチディスプレイで構成する「Touch Pro Duo」
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) シートのヒーター&クーラー、エアコンなどの設定をダイヤルや画面のタッチ操作などで直感的に変更できる
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) シートのヒーター&クーラー、エアコンなどの設定をダイヤルや画面のタッチ操作などで直感的に変更できる
シートのヒーター&クーラー、エアコンなどの設定をダイヤルや画面のタッチ操作などで直感的に変更できる
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) 「F-PACE」と同じく、シフトセレクターはダイヤル式
「F-PACE」と同じく、シフトセレクターはダイヤル式
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) フロントセンターアームレストは、運転席と助手席で別々の位置に設定できるセパレート式
フロントセンターアームレストは、運転席と助手席で別々の位置に設定できるセパレート式

 シートはパンチング加工とカットダイヤモンドシグネチャーと言う手法のデザインで、革シートでも通常のピンホール加工とは違って面白い。とくにオプションのデンマーク製のクヴァドラ表皮は革シートより高価なテキスタイルだが、座り心地は抜群だ。

ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) 後席のシートバックはリクライニング可能。シート表皮はパーフォレーテッドグレインレザースエードクロス
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) 後席のシートバックはリクライニング可能。シート表皮はパーフォレーテッドグレインレザースエードクロス
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) 後席のシートバックはリクライニング可能。シート表皮はパーフォレーテッドグレインレザースエードクロス
後席のシートバックはリクライニング可能。シート表皮はパーフォレーテッドグレインレザースエードクロス
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) ラゲッジスペースの容量は通常は673L。40:20:40の3分割リアシートを前方に倒すことで、最大1731Lまで拡大できる
ラゲッジスペースの容量は通常は673L。40:20:40の3分割リアシートを前方に倒すことで、最大1731Lまで拡大できる
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) クヴァドラが手がける「プレミアムテキスタイル&スエードクロスシート」は、全車に94万4000円高でオプション設定
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) クヴァドラが手がける「プレミアムテキスタイル&スエードクロスシート」は、全車に94万4000円高でオプション設定
クヴァドラが手がける「プレミアムテキスタイル&スエードクロスシート」は、全車に94万4000円高でオプション設定
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) V型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージドエンジンは最高出力280kW(380PS)/6500rpm、最大トルク450Nm/3500rpmを発生。トランスミッションは8速ATを採用する
V型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージドエンジンは最高出力280kW(380PS)/6500rpm、最大トルク450Nm/3500rpmを発生。トランスミッションは8速ATを採用する

 さてエンジンは4種類あるが、今回試乗したのは3.0リッターV6スーパーチャージャー搭載車で、380PS/450Nmのスペックだ。このV6に続いて、まったく新しい2.0リッター4気筒ターボのディーゼルとガソリンが用意される。前者は180PS/430Nm、後者は250PS/365Nm。さらに2.0リッターガソリンには仕様違いで300PS/400Nmというエンジンも加わる。

 サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがインテグラルリンクで、試乗車は電子制御エアサスペンションが標準装備だ。オートモードでは地上高を下げて乗降しやすくし、標準はノーマルの最低地上高が205mmとなる。さらに地上高を上げると悪路の走行性が格段に高まり、最高で約46mm上がって最低地上高が251mmになる。

ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) エアサスの設定変更で、車高は「ハイウェイ」の-10mm(左)や「オフロード2」の+46mmなど5種類に変化。通常の最低地上高は205mm(中央)
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) エアサスの設定変更で、車高は「ハイウェイ」の-10mm(左)や「オフロード2」の+46mmなど5種類に変化。通常の最低地上高は205mm(中央)
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) エアサスの設定変更で、車高は「ハイウェイ」の-10mm(左)や「オフロード2」の+46mmなど5種類に変化。通常の最低地上高は205mm(中央)
エアサスの設定変更で、車高は「ハイウェイ」の-10mm(左)や「オフロード2」の+46mmなど5種類に変化。通常の最低地上高は205mm(中央)

兄弟関係の「F-PACE」とは“似て非なるもの”

ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA)
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA)

 レンジローバーのドライブフィールはまさに威風堂々で、風格のあるドッシリとした安定感と素直でライントレース性の高いハンドリングを両立させたのが特徴だ。

 ヴェラールはそんなレンジローバーの走りのテイストをベースにしていながら、よりクイックで正確なハンドリングを実現している。驚くほど素直で、ワインディングロードでも全幅1930mmのクロスオーバーカーとは思えないほどサイズを感じさせない軽快な走りだ。実際、ヴェラールはスクエアなボディで四隅が分かりやすく、とくにコーナーリングのクリアに際して前方が把握しやすく、ドライブしやすい。ただ、左斜め前は断面が工夫されたAピラーと言えども死角があるので、交差点などではちょっと気を配った方がいいだろう。

 ハンドルを左右に切り返す場面でも応答性はスッキリしている。それでいて過敏でないところがドライバーに安定感を与える。

 ジャガー F-PACEとは兄弟関係にあるが、そのハンドリングは似て非なるものだ。F-PACEはその生い立ちからして、ジャガーの伝統を受け継いだある意味シャープなドライブフィールを持っており、スポーツカーブランドのSUVであることがはっきり分かる。一方、ヴェラールの味付けとしては機敏さのなかにも湿気を感じるような、レンジローバー特有の味付けを受け継いでいる。

 4輪駆動車メーカーであるランドローバーの面目躍如なのはテレインレスポンス。路面に応じて最適な駆動力を配分するが、ディスプレイに大きくイラストが表示されるようになっているので、どのモードが適切かさらに分かりやすくなっている。

 ちなみに通常は「オンロード」のモードで十分で、大抵のところはこれで走破できる。また、スタート時の前後トルク配分はF-PACEでは後輪寄りで理論上は0:100となるが、ヴェラールではこちらも理論上50:50でのスタートとなる。ここだけでも両モデルの性格の違いが明白だ。「ダイナミック」モードを選択するとサスペンションが硬くなり、アクセルレスポンスはシャープに、ギヤポジションも低めで引っ張る設定となる。

ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) 6つのモードから選択することで、エンジン、トランスミッション、ディファレンシャルギヤ、シャシーなどの設定をモードごとに最適化する「テレインレスポンス」
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) 6つのモードから選択することで、エンジン、トランスミッション、ディファレンシャルギヤ、シャシーなどの設定をモードごとに最適化する「テレインレスポンス」
ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA) 6つのモードから選択することで、エンジン、トランスミッション、ディファレンシャルギヤ、シャシーなどの設定をモードごとに最適化する「テレインレスポンス」
6つのモードから選択することで、エンジン、トランスミッション、ディファレンシャルギヤ、シャシーなどの設定をモードごとに最適化する「テレインレスポンス」

 乗り心地はシートが硬めなので、とくにリアシートでは若干だが突き上げを感じる。少なくともリアシートに関してはもう少しストローク感がほしいところだ。

本物のブランドならではの余力

ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA)

 動力性能はパワー、トルクともにV6 スーパーチャージドは申し分ない。きれいに力強く回るパワーフィールと低速から立ち上がるトルクはまさにレンジローバーの高い走破性を裏付けるもので、オンロードでは心地よさを、オフロードでは柔軟性を発揮する。

 スーパーチャージャーはアクセルの動きに素直に反応して、リニアに回転が上昇する。とくに悪路になるとこのリニアな特性には多いに助けられる。滑りやすく力が必要な坂道では滑らかにトラクションがかかり、なおかつパワフルなのでロスなく登坂できる。実際にはレンジローバーでこのような場面に出会うことは少ないかもしれないが、敢えて難しいことに挑戦し、それを克服するために機能を磨き上げるのは本物のブランドならではだ。

 ちなみに、ヴェラールのエアサス仕様では650mmの深さまで対応する渡河能力があり、坂道を上る際に重要になるアプローチアングルは約29度、リアのオーバーハングを打たないデパーチャーアングルは29.5度と大きい。さらにリアデフはロッキングデフとして機能し、トルクベクタリングも精密に行なわれてドライバーの負担を軽減。必要に応じて0.1秒単位で作動を制御する。

 静粛性は極めて高い。ウィンドウを締め切ると外からの音は非常によく遮断される。走行中はさすがに255/50 R20の大径タイヤから若干のロードノイズを感じるが、前後席の会話が乱されることはなく、静かな時間が流れる。今回は試さなかったが、オーディオから流れる音楽を楽しむには絶好の空間ではないだろうか。

 ただ、エキゾーストノートを車外で聞くと結構迫力のある音を出しており、その違いにびっくりする。

 ヴェラールのハンドルを握って、ブランドの重みを感じ、そのブランドへのこだわりを同時に実感した。プライスタグは3.0リッターV6モデルは908万円から、2.0リッターガソリンは715万円から、そして2.0リッターディーゼルは699万円から設定されている。ヴェラールは想像以上に気持ちのいいレンジローバー初のクロスオーバーだった。快感だ。

ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」(車両型式:CBA-LY3VA)

日下部保雄

1949年12月28日生 東京都出身
■モータージャーナリスト/AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員/16~17年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
 大学時代からモータースポーツの魅力にとりつかれ、参戦。その経験を活かし、大学卒業後、モータージャーナリズムの世界に入り、専門誌をはじめ雑誌等に新型車の試乗レポートやコラムを寄稿。自動車ジャーナリストとして30年以上のキャリアを積む。モータースポーツ歴は全日本ラリー選手権を中心に活動、1979年・マレーシアで日本人として初の海外ラリー優勝を飾るなど輝かしい成績を誇る。ジャーナリストとしては、新型車や自動車部品の評価、時事問題の提起など、活動は多義にわたり、TVのモーターランド2、自動車専門誌、一般紙、Webなどで活動。

Photo:堤晋一