写真で見るスズキ「ソリオ」


 スズキが1月7日に発売した新型「ソリオ」は、運転のしやすさ、使い勝手のよさを追求したコンパクトハイトワゴン。

 3710×1620×1765mm(全長×全幅×全高)というコンパクトなボディーサイズながら、室内サイズを2130×1345mm(室内長×室内高)とし、大人5名が座れる居住空間を確保した。

 580×1230mm(開口幅×開口高)と広い開口面積を持つ後席両側スライドドア(G、Xは助手席側、Sは両側電動)を備えるとともに、リアのステップ高を365mmとしたこと、スライドドアの振り出し量を150mmに抑えたことなど、乗り降りを楽に行えるのも大きな注目点と言えよう。

 室内ではセンターウォークスルーを採用し、前後シート間の移動を容易にした。また、運転席シートリフターやチルトステアリングを全グレードに標準装備したほか、長尺物を搭載する際に便利な助手席前倒し機構、ワンタッチでリアシートを前倒ししてフラットにできるカーゴルーム、後席のリクライニング機構、保冷機能付きアッパーボックスなど、あると便利な機能を満載する。

 エンジンは、スイフトと同じ最高出力67kW(91PS)/6000rpm、最大トルク118Nm(12.0kgm)/4800rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.2リッターの「K12B」。これに副変速機構付きのCVTを組み合わせるとともに、高張力鋼板を使った軽量・高剛性のボディー、低転がり性が特長のヨコハマ「ASPEC」(タイヤサイズ:165/65 R14)などを組み合わせ、2WD(FF)車のGグレードでは10・15モード燃費22.5km/Lを達成した。

 また、2WD車、4WD車ともにエコカー減税(環境対応車普及促進税制)に適合し、いずれも自動車取得税と自動車重量税が75%、自動車税が50%減税される。

 今回撮影したモデルはSグレードの2WD車で、ボディーカラーはメロウブロンズパールメタリック。価格は162万4350円。

ボディーサイズは3710×1620×1765(全長×全幅×全高)。ボディーカラーは新色のメロウブロンズパールメタリック。
スケルトンタイプのフロントグリルを、全グレード標準装備。精悍なフロントマスクが特徴的SグレードのヘッドランプはHID(オートライトシステム付き)。そのほかのモデルはハロゲンヘッドランプを標準装備するドアミラーはLEDサイドターンランプを内蔵。Sグレードのみの装備だ
フロントアンダースポイラー、サイドアンダースポイラー、リアアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラーはX/Sグレードに標準装備
リアコンビランプは横基調デザインで、バックドアガーニッシュとともにワイド感を演出する車名の「SOLIO」バッヂはリアゲートの右側につく携帯式のリモコンキーを持っていれば、リクエストスイッチを押すだけでドアの解錠/施錠ができる。スイッチはフロントドア両側、バックドアに備わる。全グレード標準装備
X/Sグレードはアルミホイールを標準装備。タイヤサイズは165/65 R14直列4気筒DOHC 1.2リッターエンジン
インテリアは光沢のあるオーディオガーニッシュやエアコンルーバー回りの金属調加飾、革シボのクラスターガーニッシュなどにより、質感の高い仕上がり。フロント/サイドウインドーの面積が広く、視認性も高いステアリングのチルト機構は全グレード標準装備ステアリング左側にオーディオの調整スイッチが備わる
トランスミッションは全グレードCVT。エアコンはX/Sグレードがフルオートインパネ中央下部にアクセサリーソケットとUSBソケット(バックモニター付きCDプレーヤー装着車のみ)を装備。その下には小物を収納できるインパネトレーとプッシュ式のドリンクホルダーが備わる
フロント/リアドアのクォータートリムにはポケットとドリンクホルダーを用意運転席ドアのパワーウインドースイッチ。4枚のウインドーの開閉のほか、ミラーの調整や格納を行える右側2つのスイッチで後席両側の電動スライドドア(挟み込み防止機構付き)を開閉できる。Sグレードは両側電動、X/Gグレードは左側のみ電動となる
各種スイッチ類の下にも小物入れを用意キーレスプッシュスタートシステムは全グレード標準装備。右側には運転席用のプッシュ式ドリンクホルダーが備わるATなので2ペダル。左奥はフットブレーキ用のもの
サンバイザー裏にバニティミラーを備えるほか、ルームランプの手前にサングラスホルダーを装備助手席側はグローブボックスのほか、保冷機能付きのアッパーボックスを備える後席用の収納スペースとドリンクホルダー
前後シート間は180mmの空間が確保され、足下スペースは広々運転席はシートリフターを全グレードに標準装備するほか、24段×10mmの範囲で前後スライドの調整が可能。センターアームレストも備わる
リアシートはワンタッチで前倒しでき、カーゴスペースをフラットにできる。テールゲートの開口部は1065×960mm(開口幅×開口高)
後席はシートスライド機能が備わり、165mmの範囲で調整できる。写真左がシートを前に出した状態で、写真右が後ろに引いた状態
オドメーター/トリップメーターのほか、瞬間燃費、平均燃費、航続可能距離を表示できる
オーディオはメーカーオプションのバックモニター付きCDプレーヤーを装備。4.3インチ液晶モニターを備え、MP3/WMA/AAC方式の音楽再生が可能。iPodやUSBメモリーなどとの接続もできる

写真で見る バックナンバー
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/

(編集部:小林 隆 /Photo:堤晋一)
2011年 2月 7日