写真で見る日産「スカイライン」


 2006年にフルモデルチェンジを受け登場した日産「スカイライン」。2010年1月にはマイナーチェンジを受け、内外装の意匠変更や快適装備の充実などが図られている。

 マイナーチェンジを受けたのはセダンとクーペだが、撮影車両はスカイライン セダンの250GT TypeP 2WD。7速ATを搭載することで燃費を向上させ、エコカー減税(50%軽減)に対応したグレードだ。ボディーカラーは新色のダークメタルグレーで内装色はブラック。オプションでBOSEサウンドシステムを付けている。

 エクステリアでマイナーチェンジにより変更が加えられたのは、前後バンパーやヘッドライト、フロントグリル、アルミホイールなど。スポーツグレードのTypeSPとTypeSでは専用のエクステリアとなり、フロントバンパーやアルミホイールが専用となるが、アルミホイールに関しては、マイナーチェンジ前と同じ意匠となる。

 インテリアは撮影車のブラックのほか、色味を変更したベージュを設定。またコンソールのデザインや表皮へのソフトマテリアルの採用、本アルミや本木目などのフィニッシャーの柄や色味の変更、メーターまわりでは、書体や照明色の変更などが行われている。

 装備面も充実し、カーウイングスナビゲーションシステム、インテリジェントエアコンシステムを一部グレードを除き標準装備。インテリジェントエアコンシステムは、濃度を高めたプラズマクラスターイオンを含ませることで除菌機能を持たせるとともに、排気ガスに加え家畜臭なども検知して自動で外気導入から内気循環へと切り替える。また前走車の速度に合わせて自動で車速をコントロールするインテリジェントクルーズコントロールは、従来の作動範囲が5km/hからだったのに対し、0km/hから、つまり完全停止まで対応するようになっている。

 撮影車両の価格は388万5000円。オプション装備のBOSEサウンドシステム、消臭機能付きフロアカーペットを装備する。

スカイライン セダン 250GT TypeP 2WD(ダークメタルグレー)
マイナーチェンジで意匠変更されたフロントバンパー。スポーツグレードでは別のタイプになるグリルも新デザインに変更された新デザインのヘッドライト
アルミホイールも新デザインドアミラーに内蔵されたカメラにより、左前方の死角を映し出すインテリジェントキーによりボタン操作だけでドアの解錠/施錠ができる
リアバンパーも意匠が変更されたリアコンビネーションランプは高輝度LEDを採用マフラーは左右出し
V型6気筒 DOHC 2.5リッターに7速ATを組み合わせる2.5リッターのほか、V型6気筒 DOHC 3.7リッターエンジンもラインアップする
撮影車の内装色はブラック。TypePは標準で本革シートとなるステアリングは全グレード本革巻きが標準スピードメーターとタコメーターの書体を変更したほか、指針の色や車両情報ディスプレイの色を白に変更
車両情報ディスプレイ。左上から走行時間・走行距離、航続可能距離、外気温、各種ワーニング、瞬間燃費、距離燃費・時間燃費
カーナビやオーディオの操作、音量調整などが行えるステアリングスイッチステアリングは電動でチルト&テレスコピック調整が可能センターコンソール。AT車はデザインも変更されている
トランスミッションは7速ATを新採用エアコンはプラズマクラスターイオンフルオートエアコン本革シートでは前席にシートヒーターが組み合わせられる。中央はスノーモードのスイッチ
ペダルは2ペダルで、一番左はサイドブレーキ用フットペダルインテリジェントキーは携帯しているだけでもよいが、収納しておく場所も用意されるステアリングコラム右側にはVDC OFFスイッチとトランクオープンスイッチがある
プッシュエンジンスタータールーフの照明部にはポケットも用意。グローブボックス
センターコンソール部収納。ドリンクホルダー2本のほか、ひじ掛け内側にポケットを持つポケット内にはAV外部入力端子やUSB端子、シガーソケット、携帯電話を接続可能なコネクターなどがある照明付きバニティミラー
オプションのBOSEサウンドシステムドアにはウィンドー関係のスイッチ。ドライビングポジションメモリーのスイッチもつくダッシュボードからドアまで繋がるデザインのアルミフィニッシャー
ブラックの本革シート運転席はスライド、リクライニングのほか、リフター、サイサポートの電動調整が可能助手席はスライド、リクライニングが電動
後席も本革で3人掛け後席アームレストにはドリンクホルダーも内蔵アームレストの奥のフタを開けるとトランクスルーになる
ゆとりの広さがあるトランクトランクフードにバックカメラがつくトランクフードについたハンドルを引くことで、トランクの中からも開けることができる
トランク内は上面までトリムに覆われている。右側に地デジチューナーのB-CASカード挿入口が見えるトランクフロア下にはパンク修理キットや車載工具が収まる。スペアタイヤはないパンク修理キット

(瀬戸 学 / Photo:高橋学)
2010年 4月 12日