【夏休み特別企画】写真で“ちょっとだけ”見るシボレー「ボルト」


 「写真で“ちょっとだけ”見る」と題して、日本未発売の車両を3台お届けする。細かい部分の撮影は許されていないため、「ちょっとだけ」となるわけだが、雰囲気は味わえるものと思う。


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 ガソリンエンジンとモーターを搭載した「ボルト」を、GMは「E-REV」(エクステンデッド・レンジEV)、つまり「走行距離が伸びたEV」と称している。2008年に発表され、2010年末に米国で発売された。米国での価格は3万2780ドル(約250万円)からスタートする。

 搭載される直列4気筒DOHC 1.4リッターエンジンは基本的に発電機を回すためのもので、推進力は主としてモーターが担う。が、高速走行時にはエンジンからの駆動力もタイヤに伝わるようになっている。

 モーターの出力は111kW(149HP)。センタートンネルとリアアクスルに置かれたT字型のバッテリーはリチウムイオンで、電気のみの航続距離は約40~80km。ガソリンエンジンを併用すると約600kmに伸びる。充電に要する時間は240Vで4時間、120Vで10~12時間。

 日本での発売は未定であり、ここで紹介する車両は日本仕様ではないことをご了承いただきたい。

キャビンフォワード、ハイデッキ、5ドアのワンモーションフォルム。ボディーサイズは4498×1788×1430mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2685mmで、プリウスより約40mm長く広く、60mm低い。写真右の奥のクルマはキャプティバ
シボレーの2分割グリルにはメッシュ風の模様が入ったパネルが付く。ヘッドライトはプロジェクタータイプのハロゲン
ワイパーは支点が左右端にあるタイプ
左フロントフェンダーに充電口がある右リアフェンダーには給油口。ハイオク仕様だ
タイヤはグッドイヤー アシュアランス フューエルマックスの215/55 R17。ポリッシュドアルミホイールを装着していた
エンジンルーム。中央がガソリンエンジンで進行方向左にモーターなどの制御ユニットがある。大量のオレンジ色の高電圧ケーブルが見えるエンジンルーム内のバッテリーに関する表示。車体中央のT字型がモーター駆動用のリチウムイオンバッテリーで、これと別に12Vの補機類用バッテリーをリアに積む
シートはレザー
ステアリングやセンターコンソールの造形はシボレー各車に共通するものセンターコンソールの「電源」スイッチ。ドアを開けると青くゆっくりと点滅してその存在をアピールする
ドライバー正面のメーターパネルは液晶ディスプレイになっている
リアシートはセンタートンネルに区切られた4シーター仕様。センタートンネル下にリチウムイオンバッテリーがあるラゲッジスーペース。後席は前方へ倒れるようになっているラゲッジスペース下には12Vの補機類用バッテリーと、駆動用バッテリーの充電ケーブルがある

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(編集部:田中真一郎/Photo:安田 剛)
2011年 8月 18日