レビュー

ソフト99のスマホ&タブレットの画面コーティング剤「iガラコ スマートフォン 2.0」

ソフト99のスマホ&タブレットの画面コーティング剤「iガラコ スマートフォン 2.0」を使ってみた

 洗車用品や撥水剤の「ガラコ」でおなじみのソフト99から、スマートフォンやタブレット向けのガラス面用コーティング剤がオンライン限定で発売されているのはご存知だろうか。

 今回ご紹介する「iガラコ スマートフォン 2.0」は塗るだけで簡単にスマホ・タブレット画面の指紋・皮脂汚れの対策ができるという商品。成分はフッ素オイルとフッ素樹脂という2種類のフッ素化合物で構成され、画面がツルツルピカピカになるだけでなく、ドラッグ、スワイプ、フリック、ピンチ、タップといった操作性も向上する。クルマ用のガラコとは異なり撥水効果はない(ちなみに、クルマ用のガラコを塗ると皮脂が残りやすくなる場合もあるとのこと)。

 たいていの人がスマホやタブレットの画面には保護フィルムを貼っていると思うが、フィルムだと気泡や小さなホコリが入ってしまってうまく貼り付けられなかったり、フィルムによっては画面の色味が変わってしまったりすることもあるだろう。また、フィルムの端の方にホコリが入ってしまい、そこから徐々にはがれてきて見た目が汚くなってしまった経験もあると思う。

 その点、このiガラコは速乾性があるため画面に塗り込んで30分待つだけ(完全硬化は90分以上)で簡単に施工可能。塗り込むときに少しムラができてしまった場合は、ティッシュで軽く拭くだけで、きれいな画面が完成する。指紋や皮脂汚れが気になったときには、ティッシュや柔らかい布などで軽くふくだけで、簡単にきれいな画面を保つことができる。指紋や皮脂が伸びて余計に汚く見える……なんてことはない。

 効果は約30日間持続するとのことだが、実際に使ってみると30日以上きれいさが持続するように感じた。もちろん使い方などにより差はあるかと思うが、「効果が薄れてきたな」と感じたらサクッと簡単に再施工できるため、きれいな状態を楽に持続できる。

 また、画面がツルツルになって、確かにスマホのフリック操作やスワイプ操作がしやすくなった。めちゃくちゃ滑る! というわけではなく、スッと滑ってピタッと止まる、というような感じだろうか。指を滑らすときに引っかかる感じがない。

クルマに使うガラコを小さくしたようなデザインのiガラコ。毎回、使う前は青いスポンジ面を上にして、ティッシュで押してから使用する
iガラコを塗ったのは画面サイズが6.4インチのGoogle Pixel 6。施工時はスマホの電源を落とし、画面の中心から外側に向かってiガラコをヌリヌリ。ムラがある場合はティッシュで軽くふくだけでOK。速乾性があるものの、指で触れるようになるまで約30分は硬化が必要なので、お風呂に入る前や寝る前に作業をするのがよいかもしれない
施工後は画面がツルツルピカピカになり、操作面では麻雀アプリで牌をスワイプして切りやすくなったように感じている。ちなみに、クルマ用のガラコをスマホに塗ると、逆に皮脂がつきやすくなってしまう可能性があるそうなので注意!

 iガラコ スマートフォン 2.0の内容量は3mlで、6.1インチのスマホ画面であれば約15回施工可能。少なくとも1年はスマホの画面をツルツルピカピカに保てる。価格も1100円(公式オンラインショップ参照、記事執筆時点)と、スマホの保護フィルム1枚分で15回使えると思えばそこまで高価ではないと思う。

 なお、ガラス製のフィルムの上に使うこともできるが、プラスチック製のフィルムを貼っている場合は効果が得られないということなので、注意が必要。現在フィルムを貼っている人は、購入前にガラス製かプラスチック製を確認しておく必要があるだろう。ちなみに、iガラコでは画面につく傷を防げないので、その点も注意が必要だ。

 スマホの画面フィルムをどうしようか悩んでいる方や、スマホゲーをするときに画面の滑りがわるいと感じている方は、一度スマホガラコを試してみてはいかがだろうか。

ちなみにガラス製の場合は背面にも施工可能。背面はカバーを付ける人が大半で、施工する人はあまりいないと思うが……
編集部:北村友里恵