【Android】 Bump Recorder 走るだけで道路のデコボコ段差量が測定できちゃう！
Ver.b3.4 / 無料 / Smart Drive Meter Developers ［GALAXY S SC-02B（Android 2.2）で動作確認］

測定中

　みなさんは普段走っている道路の段差って気にしたことありますか？　よく見かけるのはスピードの出し過ぎを防止するためにワザと設けられた段差ですが、山道なんかを走らない限り、そうそう路面の段差なんてまず気にしないですよね。

　ところがところが、普段走行している道にも実は段差が結構あるんです！　今回ご紹介するアプリは、そんな路面の段差を観測してくれる便利アプリ「Bump Recorder」です。

　通常、段差の測定って専門家の目視による確認や、専用の測定器を使って路面の寸法形状を測定するんだって。でもこの「Bump Recorder」はダッシュボードなどに固定し起動、普通に走行するだけで細かな上下振動の回数を加速度センサーで計測、GPSと合わせてGoogleマップ上に走行ルートと段差量をプロットしてくれるの♪

　こんなにもお手軽なのに、地震などの災害時の路面の被害状況の把握にも活用できちゃうのがこのアプリの凄いところなのです。

　それでは使い方を見ていきましょう！

　アプリを起動すると測定画面になります。「Cycle:100.0[Hz]」は加速度の観測周期。、「NO GPS」はGPSを受信していないことを表します。ちなみに受信時は速度と走行距離がリアルタイムに表示されるよ。

　その下の「測定開始」ボタンをタップすると測定を始めます。測定が始まるとこのボタンは「測定停止」になるので、再度タップすれば測定をやめます。

　右上の↑が付いたアイコンは「アップロードファイルの選択」ボタンで、測定したデータをGoogleマップ上にプロットすることができちゃいます。グレーの部分が、測定データがグラフ表示されるエリアとなっています。

　ではお待ちかね、「測定開始」をタップ！　あとは普通に走行します。

　すると、赤・緑・青の3軸が表示され、段差を観測したらその高低差が表示されます♪　これは分かりやすい！　その下に、GPSを受信すると速度と走行距離が表示されるよ！

測定画面：停止中	測定画面：測定中

　それでは記録したデータをGoogleマップにアップロードしてみましょう！　メイン画面右上の「アップロードファイルの選択」をタップすると、ファイルのリストが開きます。

　続いてGoogleマップにプロットしたいデータにチェックを付け、「OK」をタップします。するとデータのアップロードが始まるよ♪

　アップロード完了後、結果が表示されたマップが自動で表示されます。
自宅のPCなどから見る場合、http://smartprobe.org/bumprecorder/にアップロードされたファイルのリストが公開されているよ！

アップロードファイルの選択	アップロード中

　では、プロットされたマップを見てみましょう！　アップロードが終了すると、Googleマップに表示するファイルを選ぶアラートが表示されるので、表示したいファイル名をタップすれば、データがプロットされたGoogleマップが表示されます。

　走行したルートには赤いラインが引かれ、段差は▲で表示されています。▲の大きな地点ほど段差量が大きい場所なのです！

地図に表示するファイルを選択する旨のアラート	表示されたGoogleマップ	マップを拡大したところ

アップロードされたファイルのリストPCで見たところ

　結果を見てビックリ！普段、何気に走っている道路にも気づかない段差が結構あるってことが分かったよ！

　最後に、メニューボタンで表示されるメニューを見ていきましょう。

　項目は左上から「測定開始」、Beep SoundとDebug InfoのON/OFFができる「設定」、記録されたデータを選んで消去できる「削除」、「アップロード」、「操作説明」、「終了」となります。

メニュー	設定	削除

　若干地味な感はありますが、こうしたデータを簡単に測定できるなんて、実はものすご～く画期的なアプリではないでしょうか！？　みなさんもぜひ、身近な道路の段差を「Bump Recorder」使って見つけちゃお！