【第39回】山梨にあるハイジの村でヨ~ロレイヒ~♪の巻


グルメ隊初のスイスロケ!? ではなく、山梨の山梨県立フラワーセンター「ハイジの村」

 

「今日はヤギのユキちゃんに会えるかと思うとワクワクしますわ~!」
「ヤギもいいですけど、ちゃんとお料理取材してくださいよ!」
「知ってた?エイミー。園内にはヨーゼフもいるらしいんですのよ」
「ヨーゼフってハイジのおじいさんでしたっけ?」
「違いますわ!ヨーゼフはおんじが飼ってるセントバーナードですわよ」
「ん~……なんかフランダースの犬とごっちゃになるんですよね~」

 と、まったくかみ合わない会話をしながらひさびさに中央自動車道を走るグルメ隊。残念なことにこの日は朝からどしゃ降りの雨。ゆきぴゅー&エイミーの晴れ女コンビも梅雨真っ只中の今回ばかりはパワーダウンのようですの。

「こんな雨の日でも今日の車だったら安心して運転できるというものですよね、ゆきぴゅーさん」
「そうですわね。運転席からもちらりと見えるベンツのエンブレムのおかげで、どの車もどいてくれますものね」
「い、いやそういう意味ではなくって……」

 さて、新宿から約1時間半。韮崎ICを降りて着いたところは山梨県北杜市明野町。明野町といえばピンときた方もいらっしゃるでしょうか。そう、ここはひまわりの名所。毎年7月末~8月末に約60万本のひまわりが咲き誇ることで有名なんですの。そのひまわり畑のすぐ近くにあるのが今回ご紹介する「ハイジの村」。晴れていれば富士山・南アルプス・八ヶ岳連峰がのぞめて、まさにアルムの山小屋さながらの景色が広がる……らしいのですが、あたり一面何も見えず、雨足はさらに強くなる一方ですの(泣)

 東京ドーム2個分という広~い園内をまわる前に、まずは腹ごしらえということで、村一番のレストラン「ボルケーノ」に直行です。ヨーロッパの古城(行ったことないけど)のような店内では、お肉やお魚のコースをはじめ、パスタやピザ、カレーライス、お子様ランチ、大人のお子様ランチなんてのも。

 中でも一番の人気メニューはチーズフォンデュ! フランスパンだけのチーズフォンデュ(1000円)もあるのですが、ここは、ソーセージや野菜も付く「ハイジの好きなチーズフォンデュ」(1500円)を注文。さらにどうしても気になった「地鶏卵のオムライス」(1200円)もオーダーしてみました。

展望塔からの眺め。あいにくの雨でしたが、この雨もやのおかげで本物のスイスの村っぽい雰囲気に村の教会やレストラン、お土産屋さん、カフェなどがある広場落ち着いた雰囲気のレストラン「ボルケーノ」。今回のお料理はここでいただきました
バイキングのサラダ。この特製ドレッシングがおいしくて感激! 食品館に売ってます「ハイジの好きなチーズフォンデュ」は1人1500円(2名より)。バイキングのサラダ・スープ付きというのがうれしい♪「山梨のスイス、最高ですわ~!」「ではいただきま~す」
このチーズフォンデュは、本場スイスでチーズの王様とされるグリエールチーズと、女王様と称されるエメンタールチーズをブレンドした本格派地鶏卵のオムライスは、おかわり自由なサラダとスープがついて1200円。甲斐市にある黒富士農場産の放牧卵を使っていますデザートは花ロールプレートセット(800円)。飲み物はさわやかローズソーダとバラづくし

 フツフツと熱せられるチーズからいい匂いが漂ってきたところで、パンをつけてまずはひと口。

「(ハフハフッ)おいひ~! なんだかすごく濃厚で本格的っぽい味ですわよ」
「本場スイスの家庭の味を再現すべく、チーズを厳選してブレンドしてるみたいですよ。少しクセのあるチーズらしいけど私は平気ですね! どんどん食べちゃいます」
「卵の色がすごく濃くてとろとろ具合が絶妙の、このオムライスもおいしいですわ~♪」
「バラの花が添えられてるのが、さすがハイジの村って感じですね」

 とろ~りチーズでお腹がいっぱいになったところで、さらにカウベル・カフェに移動して名物の「バラのソフトクリーム」に挑戦。色はピンク!これが思っていた以上のおいしさなんですの。さっぱりとした甘みで男性でもペロリといけちゃうお味でしたわよ。

 そうそう、最後にCar Watch読者の方に耳寄り情報をおひとつ。ハイジの村ではなんとセグウェイに乗れちゃいます。1人3000円で講習時間含めて約45分のガイドツアー。広報の方曰く、

「ハイジ好き&お花好きということで女性のお客様が多かったんですが、去年の春にセグウェイのガイドツアーが始まってからは、男性のお客様が増えましたね。グループで来られる方が多いですよ」

とのこと。晴れていればグルメ隊も挑戦するはずだったのに残念でしたわ~!

 高速のICからも近くて、入場料が比較的安いうえに、駐車場も広くて無料とうれしいことだらけのハイジの村。老若男女みんなが楽しめる、オススメのテーマパークならぬテーマビレッジです。そして、まさに今月は1000種5000本のバラが咲き乱れる「春の薔薇祭り」を開催中。次の週末は、山梨のスイスにお出かけしてみませんか。

場所を変えて「カウベル・カフェ」へ。こちらの一番人気はバラのソフトクリーム♪口の中でほのかにふわっとバラの香りが広がります(300円)ハイジ大好きフカフカ白パン(105円)。アニメでは、ペーターのおばあさんへのおみやげにしようとハイジが毎日こっそりと隠していたパンですわね食品館にはおみやげもいろいろ。地元産のジャムやスイスのチョコレート、チーズやハム・ソーセージなども
6月は「春のバラ祭り」を開催中!230mというバラの回廊は日本一の長さだとか。見頃の時にまた行きたいな~思わず足を止めたこちらの建物は「おんじの仕事部屋」(※おんじは居ません)花苗とバラグッズなどが売っている花市場は、特に園芸好きの方にオススメです
こちらは「アルムの山小屋」。ゆきぴゅーは憧れの干し草のベッドに感激東京ドーム2個分の園内は看板を見ながらぐるり一周すると結構な運動量。日頃の運動不足解消にいいかも「ペーターのヤギ小屋」には子ヤギのユキちゃんが!ヤギの鳴き声を発するゆきぴゅーにエイミーびっくり
雨の中、仕方ないなぁという表情で小屋から出てきてくれたヨーゼフ。アニメのまんま!6月は1000種5000本のバラで彩られるハイジの村。梅雨の合間のドライブにいかがでしょうか

山梨県立フラワーセンター ハイジの村
http://www.haiji-no-mura.com
山梨県北杜市明野町浅尾2471
電話:0551-25-4700
営業時間:
4/1~7/29・8/29~11/20→9時~18時
7/30~8/28→9時~21時
11/21~12/30→9時~21時30分
1/2~3・12/31→9時~17時
入場料:高校生以上は500円
休園日:元日・1月~3月の火曜日(祝日の時は開園)
駐車場:あり(無料)
アクセス:中央道韮崎ICから車で15分(東京方面より)。中央道須玉ICから車で10分(名古屋方面より)
※ペットの入園はご遠慮ください。

 遊具いろいろのキッズガーデンや、ハイジのキャラクターグッズショップ、結婚式ができる教会など見どころも多数。園内にはロードトレイン「ハイジ号」も走ってます。

 

 

このクルマでドライブしました!

メルセデス・ベンツ E 350 BlueTec ステーションワゴン アバンギャルド

高級ワゴンとしておなじみのメルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴンに、クリーン・ディーゼルエンジンを搭載したのがこのBlue Tec。ディーゼルエンジンの経済性・環境性能と、メルセデスならではのエレガンスを合わせ持つ高級車です。

プロフィール

ゆきぴゅーゆきぴゅーおふぃしゃるほーむぺえじ
イラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”。長野でフツーのOLをしていたが何の因果か鬼畜デジカメライターの弟子(奴隷)となり2000年に上京。日々の過酷でセクハラな毎日を絵日記で綴っているうちに絵の道に目覚め、ついに2005年独立。以降あちこちでタダでごはんを食べながらポンチ絵画家としてのお気楽な人生を歩んでいる。


エイミー
女性カメラマン。カメラマンとして名を馳せるべくボスニアに戦場カメラマンとして渡るも、行った早々流れ弾に当たってしまいあえなく帰国。車にまったく興味がないゆきぴゅーとは正反対に機械モノが大好き。食べるのも大好き。封印したはずの赤いバンダナは、ネット上で復活希望の声があるとかないとか(でももうしません!)



2011年 6月 8日