乾いてもこびりつかないカーシャンプー ソフト99「すすぎが速い クリーミーシャンプー」 |
メーカー:ソフト99コーポレーション 価格:オープンプライス(購入価格:880円) |
ソフト99「すすぎが速い クリーミーシャンプー」。1000mlと大容量 |
夏の炎天下の洗車や、大きなクルマの洗車などで、クルマ全体をシャンプーし終わる頃には、最初にシャンプーした場所が乾いてしまっていて、せっかく洗った汚れが再付着してしまった、なんていう経験はないだろうか?
かくいう筆者も、実家で洗車する際には、この乾燥を防ぐために、シャンプーの途中で一度すすぐようにしている。しかしコイン洗車場のように自由に水が使えないところでは、そうも行かないので、とにかく大慌てでシャンプーをしている。それでも真夏などは乾き初めてしまう場合もあるし、そうでなくても、作業を焦るせいで、あとで洗い残しが見つかるといったことも。
今回はそんな残念な思いを減らしてくれそうなカーシャンプーを見つけたので試してみた。それがソフト99の「すすぎが速い クリーミーシャンプー」だ。このシャンプーは洗浄液が乾いても汚れが再付着しないというのが最大の特徴。それが本当ならいちいち途中ですすぐ手間もなく、夏場に焦って洗車をする必要もなくなる。
さらにノーワックス、ノーコンパウンドで全塗装色に対応。また希釈して使うことでコーティング施工車にも対応するとのとこ。カーシャンプーにははっ水効果や水アカ落とし効果を持たせたものもあるが、しつこい水アカは専用のクリーナーを使わないと落ちきらないし、洗車後にコーティングを欠かさない筆者にとっては、はっ水効果も無用なので、この点はわるくない。
水に濡らしたスポンジにシャンプーを出すと、一般的なシャンプーはトロッとしたクリーム状だが、これはかなり水っぽく、すぐにスポンジに吸い込まれてしまう。なので今ひとつ適量がどれくらいなのかがよく分からない。スポンジをもんで泡立てると比較的すぐに泡立った。シャンプーがスポンジに吸い込まれているためだろう。泡の量が多いかというと、ごく一般的なレベルだと思う。もちろん泡立ち具合や量はスポンジにも左右されるが、クリーミーシャンプーにはスポンジが付属していないため、手持ちの一般的なスポンジを使っている。
水石けんのようにシャバシャバな液体のシャンプー。泡立てるのはラクだ | ご覧のとおり、泡の量が多いほうかといえば、そうでもない。しかしその分すすぎはあっという間だ |
洗車の印象はごく一般的なもの。シャンプー後にはわざとすすがずにボディー全体を洗車。撮影日はそれほど暑い日でもなかったので、さらにしばらく放置。するとシャンプーは乾いて、一度は浮き上がった汚れが斑点のように白いボディーに付着した状態に。
そこで水を掛けてみる。水は家庭のホースにシャワーノズルを付けたもので、洗車場の高圧洗浄機などではないが、ボンネットにできた汚れの斑点はあっという間に流れ落ちてしまった。そこで、ドアパネル部はさらに時間をおいて完全に乾燥させてから水を掛けてみた。
するとほとんどの汚れは落ちるのだが、うっすらと汚れの跡が残った。ただ、これも指でなでるだけで落ちるほどで、水を掛けながらスポンジでひと撫でするだけでキレイに落ちてしまった。
シャンプー後に放置し、乾かした状態。一度は落ちた汚れが水玉状に跡になっている | シャワーで水を掛けるだけで、こすることなく汚れがキレイに流れ落ちた |
ドアパネルはさらに時間をおいて完全に乾燥させてみた。洗車前より汚れが目立つほどだ | たっぷり水を掛けてみたが、うっすらと汚れが残った。しかしスポンジで軽くなでるだけでそれもキレイに落とすことができた |
これならばミニバンなど大きなクルマで洗車に時間が掛かる場合や、真夏の洗車でも、途中ですすぐ手間が省けそうだ。さらに白色の親のクルマでも、濃色の筆者のクルマでも使えるので、実家に常備するカーシャンプーがコレ1本に絞れるのもうれしい。
なお、クリーミーシャンプーは濃度が濃いほど再付着しにくくなるとのことなので、もっと濃いめに使ったらドアパネルの汚れも水だけで落ちたのかもしれない。逆にもっと薄ければさらに残ったかもしれないので、その辺りは使いながら調整する必要があるだろう。
(瀬戸 学)
2011年 2月 18日