コンソールまわりの収納不足を補う柔らか素材のポケット ナポレックス 純正感覚サイドポケット「JK-48」 |
メーカー:ナポレックス 価格:オープンプライス(購入価格:700円) |
コンソールまわりにもう少し収納場所が欲しいと感じたことはないだろうか。筆者の愛車は特にコンソール周辺に小物の置き場所が少なめ。シフトレバー前方にドリンクホルダーを兼ねた小物入れがある程度。これ以外にドリンクホルダーがないので、その場所に缶ジュースを置いたら、財布などを小物を置くスペースがない。財布やサングラス、携帯電話などを置いておけるちょっとしたスペースが常々欲しいと考えていた。
ナポレックス 純正感覚サイドポケット「JK-48」 |
今回見つけたのが、ナポレックスの「純正感覚」シリーズのサイドポケット「JK-48」だ。この純正感覚シリーズでは、装飾を排除したシンプルな黒主体のデザインで、車の内装に違和感なく取り付けられるのが特徴だ。いかにも後付けした感じがしないのが気に入った。
また、素材が柔らかめのプラスチックでできていて、多少変形しても割れることがない点も特徴。そのため、平らな個所以外にも、貼り付けられるようになっている。最近のクルマにはダッシュボードまわりに曲面が多用されているので、取り付け場所が限定されないのもありがたい。
サイドポケット「JK-48」は、取り付け予定の場所と財布など入れたい小物とを考えてベストのサイズ(112×37×70mm、幅×奥行き×高さ)として選んだが、ほかにもより大きなサイズやミニポケット、カードサイズなどバリエーション展開されている。好みで選ぶとよいだろう。
パッケージを開けると、サイドポケットの本体と仕切り、クッションが入っている。仕切りはポケットよりも小さなものを入れる際に貼り付けて間仕切る目的で利用する。リモコンなどごく小さなものを動かないようにしておくのに便利。ただ、貼ると仕切りの位置は固定されてしまうので今回は利用しない。
クッションは貼りつけた部分に物が当たってゴトゴトいわないようにするためのもの。仕切りを使った場合には適宜切ってサイズを変更して使う。すべてのパーツには粘着テープがあらかじめついた状態になっている。
パッケージ内には、サイドポケットの本体と仕切り、クッションが入っている | 多少押しても変形する柔らかい素材で作られている | 背面は粘着テープが貼られている |
車内に貼り付ける際には、いきなり貼らずに、まずは場所をよくチェックする。貼り付け予定場所に置いてみて、車内の可動部分と当たらないか、エアバックが動作した際に干渉しないかなどを考慮する。今回のコンソール周辺では座席が前後に動くので、これとの干渉がないように注意し前方に持っていった。また、90度を超え、ぶら下がるような個所は外れやすいので避ける。多少の曲面でも貼れるが、その曲がり具合なども無理がないかこの段階で確認しておく。なるべく曲面が緩やかな場所のほうがはがれにくいはずだ。
貼り付け場所を決めたら、そこを中性洗剤を使ってキレイに拭いておこう。汚れを取ることはもちろんだが、保護つや出し剤を使った場所であればそれも拭き取っておく。洗剤を使った後は、水を含ませ固く絞った雑巾で洗剤分も拭き取っておく。とにかく接着面の油分とホコリをなくすことが肝心だ。拭き取り後は乾くまでしばらく待つ。
接着面が乾いたら、粘着テープの保護紙をはがして接着する。接着後はシール部分を少し強く押さえて密着度を高める。その後はすぐに物を入れて使わずに1日程度放置しておき、完全に接着してから使用すると長持ちするはずだ。経年変化で粘着テープがはがれたら、新たな両面テープを利用して補修できると思われる。
実際に小物を入れて走行したりして使ってみると、シールの粘着力もあり、重みのある財布や携帯電話を入れて走っても外れる気配はない。助手席の足下になるので、たまに足が当たってしまうこともあるが、柔らかい素材なので衝撃で外れることもなかった。
これまで懸案だった、缶ジュースを置きつつ、身の回りの小物を手の届く範囲に置いておきたいという要望がうまくかなった。運転中に使える小さなポケットが欲しい場合、安価で応用範囲が広いため、おすすめしたい便利なアイテムだ。
車内で使用している状況。小物入れが少し広がった使用感 | 柔らかい素材なので、多少押されても復活する |
(村上俊一)
2011年 3月 4日