日下部保雄の悠悠閑閑
キャンピングカーショー
2026年2月9日 00:00
幕張で開催されていたキャンピングカーショーの最終日に見物に行った。コロナ禍の巣ごもり需要でキャンプがブームとなった。我が家の子供たちも家族で連れだってよくキャンプに行っていた。日常から離れた自然の中で家族が協力しながら同じ時間を過ごすのは楽しい。
記憶をたどっていくと、最初のキャンプは三菱自動車が開催していたスターキャンプ。テントの広げ方もよくわからず、スタッフに手伝ってもらってやっと寝床を確保したが、寝袋の下は薄い布で当然痛い。夜に何度も目が覚めた。夕食を作るのも精一杯だった。大変だったがまた行きたいと思わせる楽しさがキャンプにはあった。
今は連れて行った子供たちが家族を持ち、はるかに進化して快適になったキャンプ用具でキャンプを楽しんでいる……。波のうねりのような重い時の流れを感じる。
コロナ禍のキャンプに自分たちは行くことはなく、もっぱらネコさんたちのお世話をしていたがチャンスがあればまた行ってみたいと思う。
キャンピングカーショーは幕張メッセの西ホールから東ホールまでいっぱいに使って各架装メーカーがオリジナルのキャンピングカーを展示する。カヤバも走る楽しさと上質な空間を追求した最新のキャンピングカーを展示した。コンセプトは「別荘を持ち運ぶ」で、フィアット・デュカトをベースにした本格的なもの。「VILLATOR」と名付けられている。
ベンチシートのクッションも軽くて剛性があり座り心地がいい。クッションを組み合わせるとフラットなベッドになり、睡眠もゆっくりできそうだ。小物入れのスペースはリアのコンパートメント左右上部に効率的に配置され、何かと増える旅の小物を収納できる。また、リアエンドには調理器具を内蔵してキャンプの利便性を高めている。
パワートレーンはディーゼルターボの2.2リッター+9速ATのFF。販売価格は約2200万円。高価だが、新車のデュカトをいったんバラバラにし、ボディを徹底的に補強して、キャンピングカーに合わせたサスペンションを作成するなど、手作りで素材にこだわったことを考えると妥当なところなのだろう。
キャンピングカーの隣には同じデュカトを使った釣り仕様が展示されていた。こちらは釣りフェス2026でお披露目した釣り人のためのFishing Camperだ。
リアのキャビンにはドライルーム内蔵のストレージや、釣りをテーマにしたキャンピングカーらしい床下収納可能なロッドケースを備える。リアデッキが延長でき、バルコニー風に使えるのも新しい。サンシェードを伸ばすと強い日差しを防ぎながら釣りに専念できる。
ポータブル冷蔵庫も備える夢のフィッシャーマンズ・モビリティだ。ハイエンドなアウトドア製品を展開するスノーピークの監修となるだけに、心をひきつけるものがある。
キャンピングカーショーに展示されていたベース車両は圧倒的にハイエースが多く、同じワンボックスの日産のキャラバンもよく見かける。そしてデュカトも多くの架装メーカーがベースとして使っていた。
幕張メッセを急ぎ足で見て回った。同じように見えるが創意工夫の詰まったキャンピングカーショーはニーズに合った仕様を探すことができ、詳しく見て回ると一日中かかりそうだ。
最終日の月曜日は空いていたので、そのぶんじっくり見ることができるのでおすすめだ。
【お詫びと訂正】記事初出時、一部車両の説明に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。






