日下部保雄の悠悠閑閑

息抜きの箱根家族旅行

走り慣れた芦ノ湖スカイライン。心配した雪は道端に残っていた

 怒涛の北海道出張の翌日、家族で箱根旅行に行った。

 アウトランダーには長女家族と同乗だったので、後席は私たち夫婦とジュニアシートにちょこんと座った孫と一緒だ。5人乗りとはいえ、ほとんどの乗用車がそうであるように、後席は2人を想定してデザインされている。

 これまで真ん中に座ることはなかったが、初めて経験することになった。結論から言えばセンターアームレストにも変身する後席中央は、背中もお尻も押されるような姿勢での乗車になった。それでもゆったりした乗り心地のアウトランダーの強みで上下動も丸く収まって、2時間ぐらいの移動なら耐えられそう。よくしゃべる孫の隣は面白い。

リアにジュニアシートを付けると半分近く取られるので孫と密着して乗りました

 ウチのアウトランダーはサードシートを持つ7人乗り仕様なので、その出動もと思ったが、乗降が手間なのと足が伸ばしたかったので今回は遠慮した。体が硬くてさすがに年齢を感じる。

 多人数乗車なら日本の素晴らしいミニバン群の出番なのは間違いない。サイズに余裕があるSUVやツーリングワゴンでたまに定員乗車というニーズもあるのではないかと思うと、後席はもう少しフラットな方が使いやすい。以前長年使っていたエスティマ(懐かしい)でも、セカンドシートがベンチタイプのときは実用性は高く、何かと便利にアレンジしていた。

 さて、アウトランダーPHEVにはチャージ機能とバッテリSAVEモードがある。普通のハイブリッドモードだとできるだけモーターで走ろうとするため、燃費表示はビックリするような値が示される。ガソリンを使っていないので当然だ。やがてバッテリを使い果たすとエンジンが始動してみるみる燃費は低下する。チャージモードで充電しようとするとさらに少し悪くなる。ま、当たり前で、そんなおいしい話はない。

 ハイブリッドモードで電気を使うままに長距離を走ると12~13km/Lぐらいが肌感覚。それでも2.2t以上ある重量級のSUVとしては悪くない数字だと思う。

 最近はSAVEモードを積極的に使っている。ハイブリッドモードだと市街地は電気で走るので、静かで滑らかな加速は心地よい。高速道路に入ってバッテリが半分ぐらいになったところでSAVEモードを選択する。これ以上は電気残量は変わらない。平均して17~19km/Lで落ち着く。

駒ヶ岳ロープウェイで頂上へ
駒ヶ岳から芦ノ湖を。真っ白な富士山も素晴らしかったけど、とにかく寒かった

 ウチに帰る頃には空に近くなったバッテリを再び普通充電でためる。深夜電力に合わせてタイマーをセットしている。冬は暖房で電気の消耗が大きくなるが、不精者なので節電に気を付けることもなく乗っての結果で納得している。

 そのうちナビをセットすればルートに沿ってクルマ自身が電気をマネジメントできるようになるんだと思う。

 さて、1年目のアウトランダーは快適なゆったりした走りは変わらない。そして電動車特有の滑らかで重量を感じさせない加速にも満足している。

 今回の旅は箱根の貸別荘までの往復。大人数で貸別荘を利用するのは結構リーズナブルだった。食材は小田原の鮮魚店で調達した魚で、ことのほかおいしかった。

 長男が運転するBEVはSAの充電設備をうまく使って電欠の心配もなく往復できた。30分ぐらいの休憩でも、急速充電だと80%近く充電できるので、運転とは異なる面白さを楽しんでいるようだった。

小田原城に初めて上った。日本で8番目のサイズだという。知らなかったぞ
日下部保雄

1949年12月28日生 東京都出身
■モータージャーナリスト/AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員/日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
 大学時代からモータースポーツの魅力にとりつかれ、参戦。その経験を活かし、大学卒業後、モータージャーナリズムの世界に入り、専門誌をはじめ雑誌等に新型車の試乗レポートやコラムを寄稿。自動車ジャーナリストとして30年以上のキャリアを積む。モータースポーツ歴は全日本ラリー選手権を中心に活動、1979年・マレーシアで日本人として初の海外ラリー優勝を飾るなど輝かしい成績を誇る。ジャーナリストとしては、新型車や自動車部品の評価、時事問題の提起など、活動は多義にわたり、TVのモーターランド2、自動車専門誌、一般紙、Webなどで活動。