日下部保雄の悠悠閑閑
2回目のキャンピングカーショー
2026年7月20日 00:00
東京ビッグサイトで恒例のキャンピングカーショーをのぞいてみた。普段は大きなクルマにはあまり近づかないようにしているが、リビングがそのまま移動するキャンピングカーにはやはり夢がある。子どものころは憧れた存在だ。
軽バンからコースター、メルセデス・ベンツまで、サイズも価格もさまざま。王道のハイエースはもちろん、各出展社が趣向を凝らしたキャンピングカーを展示している。
とはいえ、限られた空間をいかに有効活用するか知恵を絞ると、どうしてもレイアウトは似通ってくる。だからこそさらに一工夫が必要になる。キッチンの配置を変えたり、シャワーやトイレを設けたりと、どれも基本は似ているものの、違いを感じさせるキャンピングカーに仕上がっていた。
キャンピングカーショーの来場者は実際に購入を検討している人も多く、商談コーナーを設けるブースも少なくない。
軽キャンパーは専門店もあり、大型車が目立つ会場でも健闘している。フラットな荷室に大人2人が横になれる空間をひねり出すなど、軽ならではの面白いアイデアが詰め込まれており、引き合いも多い。
FIAT・デュカトのような少し大きいクラスになると、ルーフがポップアップして屋根裏部屋が現れるオートフリートップ(ボンゴ・フレンディを思い出す人は同世代です)を備えたモデルもある。これなら4人でも快適にオートキャンプが楽しめそうだ。
ところで、クルマ業界でKYBはショックアブソーバーメーカーとして知られているが、一般にはミキサー車を思い浮かべる人も多い。実際、KYBはミキサー車で高いシェアを持ち、架装技術にも定評がある。
その架装技術を生かし、メルセデス・ベンツをベースにしたキャンピングカーのハイマーでサスペンションの試験を重ね、現在はFIAT・デュカトをベースにしたキャンピングカー「VILLATOR」を手作りで生産・販売している。
新車のデュカトは一度分解され、ボディ補強によって剛性を高める。ショックアブソーバーは本業だけに専用品を開発。BRIDE製ベースのオリジナルフロントシートを採用するなど、移動する楽しさをおろそかにしないのもVILLATORの特徴である。
現在はトイレとリビング兼寝室を備えた仕様となっているが、プロトタイプは釣りに特化したモデルだった。これからもユニークな視点によるオーダーメイド仕様が登場すれば面白い。
キャンピングカーの価格は、会場で見た範囲では軽キャンパーで500万円前後から、デュカトベースで1200万円前後、VILLATORは約2200万円。さらに大型になるとメルセデスの4WDベースが主流となり、もはや「どこでも行ける応接室」といった趣である。価格も当然高額になるがもはや驚かない。






